看護師が他職種に転職する際、資格を活かすべき理由とオススメ就業先

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看護師が他職種に転職する際、資格を活かすべき理由とオススメ就業先

「看護師を辞めて、他職種で働いてみたい!」

そう悩んで考えている看護師にまず考えてほしいことがあります。それは看護師資格を活かすか否かです。

看護師の有効求人倍率は高く、また資格のメリットは多分にあり、転職活動が有利になったり、プラスの評価になりやすいです。

特にオススメなのが、「治験コーディネーター」「保育園や学校でのナース」「医療系コールセンター」です。
看護師の経験や知識を活かしながら、新たな仕事に挑戦することができます。

一方、看護師資格を活かさず他職種にチャレンジしたい方は、2章にある、メリット・デメリットを必ず確認して下さい。

もしチャレンジしたいと感じた場合は「コミュニケーションを活かせる営業」「体力に自信がなくデスクワークの方に人気の一般事務」「将来有望な分野のWEB関連」が目的別で選択されやすい転職先です。

ただ転職するためには、まず面接の準備が重要となりますので、記事を参考にして検討できれば幸いです。

採用情報

1 看護師が他職種に転職する場合、資格を活かすべき理由とオススメ転職先3選

看護師が他職種に転職したい場合、最も重要なのは看護師資格を活かすか否かです。

他職種に転職するとしても、せっかく持っている看護師資格を活用することで、転職活動も容易となり、知識も活かすことができます。

また収入面も手当てや評価が上がるケースもあります。
病院に勤めていると見えないかもしれませんが、実は世の中には看護師の資格を活かせる仕事が沢山あります。

著者も友人が転職して、満足度が高い口コミもありますので、今回はオススメの転職先を紹介します。

  • 治験コーディネーター
  • 保育園や学校でのナース
  • 医療系コールセンター

それぞれの特徴を説明していきます。

1-1 看護師資格を最も活かせる治験コーディネーター

新薬開発の治験をスムーズに行うために、病院・患者・製薬会社の間を取り持つ仕事です。

治験を行う医療機関に所属することがほとんどですが、民間の治験施設支援機関から医療機関へ派遣されることもあります。

治験が始まると、実際に被験者を募集し、被験者のスケジュール調整、服薬指導などの被験者へのサポート、有害事象(副作用)への対応などを行います。

看護師時代の薬の知識や、コミュニケーション能力を活かせる仕事になります。
著者の友人も転職をしていますが、やりがいもあるし、看護師とは違った役に立ち方があって楽しいと聞いております。

また土日祝休みでもあるので、生活習慣を整えたいという看護師にはオススメ職場です。

1-2 子供好きにはオススメな保育園や学校でのナース

実は最近人気なのが、保育ナースです。

子供の病気を未然に防いだり、このコロナ禍では予防も重要となり、看護師の医療的な目線が重宝されている職場です。
ケガなどをした際にも簡単な処置を行うことが求められ、看護師としてのやりがいを感じやすいです。

保護者に対しての保健指導や、園児の年齢に応じた予防接種情報の提供なども必要です。
ただ夜勤がない分、年収は100万円近くダウンしてしまうため、条件面などの確認は十分することが大事です。

生命に関わる仕事に疲れたという看護師にはピッタリの転職先です。

1-3 現場ではなく、話術を活かす医療系コールセンター

保険会社や健康組合のサービスや、福利厚生の一環としての健康相談の仕事です。
また企業でも健康相談事業をコールスタッフとして配置しているケースもあります。

現場ではなく、電話で看護師の経験を活かし、健康相談を行うことが可能です。
利用者の相談内容に応じ、受診すべき医療機関の紹介や、選択すべき診療科の案内を行います。
24時間365日の対応を行っている勤務先もありますし、土日祝日休みの日勤帯の場所もありますので、ご自身の働き方も選択しやすいのも魅力です。

体力的に現場がきつい、デスクワークをメインにしたいという方にはピッタリの職場です。

こちらも転職した友人がいますが、看護師資格を活かしてマネージャーになって、違う喜びを感じていると聞いています。

ただ自分にあった職場を探すために、検索には時間を要するそうです。


2 看護師資格を活かさない他職種オススメ3選

看護師の資格を持っていれば、活かすことが給与面や採用率で有利ではあります。

しかし、もう看護師を続けたくない、全くの他業種にチャレンジしたい方もいるかと思います。
ただその前にしっかり、メリット、デメリットを見返したうえで選択するようにしましょう。

異業種チャレンジのメリット

異業種チャレンジのデメリット

命を扱う精神的な負荷がなくなる

新人として扱われる

夜勤がない、または少ない

収入が減る可能性が高い

規則正しい生活ができる

看護師に戻りにくい

体力的な負担が減る

人間関係の悩みが解消するとは限らない

この表でメリットの方が大きく感じるようでしたら、挑戦することをオススメします。

その中でも今回はメリットを受けやすい職種をピックアップしてみました。

・コミュニケーションを活かせる営業
・体力に自信がなくデスクワークの方に人気の一般事務
・将来有望な分野のWEB関連

ご自身に合うものがあれば、是非検索してみましょう。

2-1 コミュニケーションを活かせる営業

看護師の多くは「話すのが好き」「人の役に立ちたい」と思う方が多くいると思います。
そのため、交渉などに長けている方も多くいます。

今までは病院の中だけで過ごしていたのが、様々な取引先に出向くのも新鮮で看護師とは全く違う視点が必要です。
営業ですと、多種多様になりますので、ご自身の興味のある分野を選択するのが大事になります。

場所によっては歩合の比率が高いと看護師時代の給与を大きく超えるので、やりがいも感じられます。

2-2 体力に自信がなくデスクワークの方に人気の一般事務

企業で働くことを考えると、真っ先に思い浮かぶのが事務職です。
特に体力面に不安な方にはデスクワークが人気です。

ただ正社員で働くことを望む場合は、有効求人倍率が低く非常勤が半数を超えるため狭き門です。

雇用形態に正社員をにこだわらなければ、多くの求人があるので難しくはありません。
日商簿記や技能処理検定などの資格を取得すると有利です。

ただ収入面は看護師と比べるとかなり落ちてしまうので注意が必要です。

2-3 将来有望な分野のWEB関連

医療分野と同様に将来性のある分野がWEB関連です。
特にエンジニアなどは、在宅ワークなども可能です。

今までは現場に出ないといけない部分が、ご自宅で働けるのは新たな働き方です。
市場規模も大きく、総務省の調査によると国内の全産業の10%を占めている業界です。

ただITスキルなどを必ず求められるので、ご自身の強みを活かしたり、看護師時代に準備しておくことが重要です。


3 看護師が他業種に転職する際に抑える面接マナー

看護師は有効求人倍率も高く、面接の練習をしてこなかったことが多いです。
履歴書も勿論重要ですが、やはり、面接の時間が最も重要です。
そして、その準備も大事です。

  • 最低限覚えておきたい面接のマナー
  • 事前に企業の情報収集は必須
  • 面接に必要な持ち物一覧
  • 面接にふさわしい服装と身だしなみ

まずはこの4つをしっかり押さえて面接に臨むようにしましょう。

3-1 最低限覚えておきたい面接のマナー

まず、最初に面接のマナーを覚える必要があります。
採用側はできていることが当たり前として考えているため、必ず要点を押さえたうえで、面接に臨みましょう。

今回、大事なポイントを4つまとめました。それが以下の通りです。

  • 面接会場には10分前に到着しておく
  • 服装は相手の指示に従い清潔感のある服装を心がける
  • 面接官だけでなく、すれ違う方へも挨拶を忘れない
  • 話す時は、相手が聞きやすいようにハキハキと話す

マナーを守ることは、仕事や人間関係を円滑に運ぶことが目的です。
どんなに仕事ができる人でも、マナーを守らない人は評価されないことがあります。

面接官は沢山の人と面接をしているため、マナーを含め、話し方や立ち振る舞いなども見て、一緒に働く姿が想像できるかどうかを見ています。
基本となるマナーはしっかり押さえておきましょう。

3⁻2 事前に企業の情報収集は必須

面接をする方が採用担当者であれ、看護師長であれ、院長であっても同じ人間です。
一緒に働く方が、自身の就業場所を詳しく知っていて嫌な方はいないはずです。

だからこそ、事前に調べておくことは好印象を与えることができる大事なポイントです。

まず情報収集を行っていく上で、必ず押さえるべきはやはりHPです。
多くの病院や施設、訪問看護ステーションやクリニックにはHPがあるため、HPから情報を収集しておくことが大事です。

  • 理念や経営方針
  • 代表挨拶

情報を全て理解することが難しいため、まずは上記2点を抑えておきましょう。
面接の際は理念や経営方針を元に、考えや想い、共感のポイントをまとめておき、話せるようにしておきましょう。
もし時間があれば、ブログやSNSもチェックしておくといいでしょう。

3₋3 面接に必要な持ち物一覧

もし面接の当日に忘れ物をしてしまった場合、すぐ不合格になってしまうとまではいきませんが、少なくとも面接官からは良い印象を持たれることはありません。

最低限、社会人のマナーとして、まずは看護師の面接においての必須となる持ち物一覧を見ていきましょう。

<面接で必須の持ち物>

・携帯電話
・応募書類
(履歴書、職務経歴書、看護師免許のコピー)
・筆記用具
・メモ帳
・印鑑

特にメモ帳は面接時に重要な話を聞き洩らさないためにも、面接時に好印象を残すためにも必要です。

また履歴書はPCなどで作成したものを印刷して持参することも増えてきましたが、手書きの履歴書が一般的ではあるので、可能であれば手書きのものを用意しましょう。

次に面接において、持っておくと良い持ち物一覧を見ていきます。

<面接であるといい持ち物一覧>

・ハンカチ、ティッシュ
・腕時計
・ストッキングの予備
・手鏡
・折り畳み傘
・モバイルバッテリー

上記の持ち物を準備しておくとあらゆるトラブルにも対応することができます。

また面接先から当日の持ち物の指定があることも多々ありますので、前日は忘れ物がないかチェックリストなど作成して確認すると良いでしょう。

3-4 面接にふさわしい服装と身だしなみ

面接の服装に悩む方も多いのではないでしょうか?

重要なのは「清潔感」です。その業種にも当てはまり、面接の前にはこの一覧を鏡を見ながら見返すことが大事になります。

服装

・地味な色のスーツ(黒、紺)

・インナーは白か薄い色

・ヒールが低い黒のパンプス

・男性はネクタイは紺などのブルー系

・バックはA4サイズの書類が入るシンプルなもの

・靴下は黒系で無地

髪形

・髪の毛は長い人は一つにまとめる

・ヘアアクセサリーは使用しない

・縛れない方は顔にかからないようにピンなどで留める

・色は地毛または明るすぎない

メイク

・濃いメイクは避けて、ナチュラルにする

・口紅はつけない

・男性のメイクは避ける、髭は必ず剃る

・ネイルはせず、外す

・爪は短く切って清潔にする

後は香水やにおいの強いシャンプーを使用される方は注意が必要です。

密室空間で行われることが多いので、匂いにも気を使いましょう。
タバコのにおいも見落としがちになるので、消臭スプレーなどで対応するようにして下さい。


4 他職種に転職する際に見落としがちな2つのポイント

看護師が他職種へ転職するケースは、実際のところかなり少ないです。

その主な理由は看護師としての経験や資格を活かして働き続ける人が多いからで、一概に「看護師が他の業界へ転職するが難しい」ということではありません。

しっかり準備しておけば「看護師=しっかりしている」という世間のイメージもあり、ポジティブな面も多くあります。

ただ、理解していないことで準備不足になるケールもあるため、まず2つ抑えておきましょう。

  • 面接は1度でなく複数回
  • 人間関係の問題はどこも同様

4-1 面接は1度でなく複数回

看護師が病院などに転職する場合は面接は1回のことがほとんどです。
選考も早く、翌月から勤務も可能という場所も多いです。

しかし、企業などの場合、複数回の面接の実施が通常で3回行うところも少なくありません。
そのため、転職活動開始から3か月以上かかることも多くあります。

翌月から働けるなどと思って、退職を急いでしまったり、確定してから準備をしないように気を付けましょう。

4-2 人間関係の問題はどこも同様

看護師の転職理由の上位は人間関係です。
女性が多い職場で、命を預かる仕事で厳しさを求められることが多いのが要因とされています。
経験年数で序列が決まることが多く、年功序列が未だに残っている状況です。

ただ、他職種に転職しても、少なからず人間関係はなくなることはありません。
そのため、転職理由には絶対言ってはいけませんし、転職前に十分理由を吟味することが大切です。


5 まとめ:看護師が転職する場合は、免許の活用が有利!

看護師が他職種に転職する際は、免許の活用が収入面や、評価の面でも有利になります。
知識や経験を評価してくれ、転職がスムーズです。
特に「治験コーディネーター」「保育園や学校でのナース」「医療系コールセンター」は、看護師免許を活かして他業種に転職したい方にとってはオススメです。

一方看護師免許を活かさない他業種を選択する場合はメリット・デメリットの理解をすることが重要です。

チャレンジしたい場合は「コミュニケーションを活かせる営業」「体力に自信がなくデスクワークの方に人気の一般事務」「将来有望な分野のWEB関連」が目的別で選択されやすい転職先になりますので、参考になれば幸いです。

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