海外を目指す看護師が活躍できる3つの方法と事前に知るべき情報3選

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海外を目指す看護師が活躍できる3つの方法と事前に知るべき情報3選

「海外に挑戦してみたい!」と思っても、周囲に同じ想いの看護師が少なく「諦めたり」「悩んだり」してしまっていないでしょうか?実は私も悩んで色んなリサーチをし、実際に海外に挑戦しました。

経験した著者だからまず伝えたいのは「一度行きたい国に海外旅行に行く」ことを強くおすすめします。百聞は一見に如かずとは正にで、想像するのと行くのでは全く異なります。知った上で本当に行きたければ選択すればいいし、違う国が合うというケースも沢山あるためです。

その上でお伝えしたいのは海外で活躍できる方法は3つであるということです。

・国際看護師の道
・海外留学
・医療ボランティア

その中で海外への挑戦前に知っておきたい情報も記載はしましたが、まずは「行動」することをおすすめします。周囲に同じ考えがいない分辞めてしまって後悔する看護師が1人でも減るように記事をまとめましたので、参考になれば嬉しく思います。

採用情報

1 看護師が海外で活躍できる3つの方法

看護師が海外で活躍できる方法は大きく分けて3つあります。

・国際看護師の道
・海外留学
・医療ボランティア

目的によって大きく異なりますが、国際看護師を目指した著者がアドバイスするのは、「必ず一度海外での生活の経験」を強く推します。テレビや憧れだけではわからない実態が大きくあります。行ってみることでその国を目指すことを諦めたり、違う国に魅力を感じることも多くあります。是非比較をするのも大事です。

目的の明確化は勿論のこと、その国で生活するイメージを持つことが大事に感じます。中途半端に考えると結果が伴わないので、目的に合う海外での働き方、向き合い方を考えてみて下さい。

1-1 国際看護師への道

国際看護師とは日本以外の国や地域で仕事をする看護師を指します。海外の病院で勤務をする方で、語学が堪能である看護師であれば魅力的な仕事かと思います。日本での働き方に疑問を持ったり、元々看護師として海外で働いてみたいと思う方にはピッタリです。特に「日本より収入が多い」「海外の看護師経験でより専門的な知識を得られる」「異文化に触れることができる」などの魅力があります。

但し、看護に関する試験を実施する国もあれば、学位があれば試験だけで資格を受けられる国もあります。それぞれの国での条件を比較してみましょう。

学位

英語力

平均年収

オーストラリア

日本の看護学部で学士号を修了しており、看護師免許を取得

Academic IELTS:7.0以上
TOEFL:94以上
OET:全てのセクションでA~B判定

600万以上

アメリカ

日本で正看護師の資格免許を持っている場合にはアメリカの大学や短大に編入する必要はなし

TOEFL:540点以上
TOEIC:725点以上

750万以上

イギリス

4年制大学を卒業し正看護師の資格を持っている場合は、合計500時間以上の臨床経験

Academic IELTS:7.0以上
TOEIC:870点以上

350万以上

1-1-1 【CASE1】オーストラリア

オーストラリアでは日本の看護師免許の資格だけでは認められず、現地の看護協会に看護師として登録する必要があります。日本の看護学部で学士号を修了しており、看護師免許を取得している条件に加えて一定以上の英語力があれば、オーストラリアの大学に通わなくても看護師資格が得られます。あるいは大学の看護学科で3年学ぶことで学位を取得して登録できます。

英語力に関しては(※)Academic IELTS:7.0以上かTOEFL:94以上かOET:全てのセクションでA~B判定が必要になります。

※Academic IELTSとは:高等教育を受ける環境において必要な英語運用能力を備えているかどうかを測る試験)TOEFLとは:「英語を母国語としない人の英語力」を判定するテストです。英語圏の大学・大学院の多くが留学希望者の英語能力を測定する際に使用しているので、海外留学や海外大進学などのグローバルな進路を目指す中学生・高校生の皆さんにとっては対策が必須のテスト、OETとは:OETとは、Occupational English Testの略称で医療従事者向けの英語試験

オーストラリアの平均年収は600万円以上になっています。

1-1-2 【CASE2】アメリカ

アメリカで看護師として働く際に、日本で正看護師の資格免許を持っている場合にはアメリカの大学や短大に編入する必要はありません。看護師になるためにはアメリカの各領土の看護協会 (Board of Nursing)へ受験の申請をすることになるのですが、その前段階でCGFNSの申請、審査を行います。CGFNSをパスした段階で、アメリカ正看護師の国家試験NCLEX-RNの受験資格を得て、合格する必要があります。

CGFNSでは必要な英語資格もありTOEFL:540点以上か(※)TOEIC:725点以上が必要になります。

※TOEICとは:国際的な意思疎通のための英語テスト

アメリカでの看護師の年収は750万以上と日本の1.5倍近くになります。

1-1-3 【CASE3】イギリス

4年制大学を卒業し正看護師の資格を持っている場合は、合計500時間以上の臨床経験があることが条件となり、その上で、英語力の規定を満たしていること、イギリスの看護協会(NMC)の自己審査と能力試験に合格し、登録し、働けることになります。Academic IELTS:7.0以上、TOEIC:870点以上の英語力が必要となります。

イギリスでは年収が日本よりも低く350万が平均になっています。但しワークライフバランスが保たれており、1か月などの長期休暇が取りやすいのが特徴になります。

1-2 海外留学ならワールドアベニューの登録1択

看護師が国際看護師で働く場合でも、国際ボランティアを行う場合でも、一度海外留学を行うのがオススメです。著者はワーキングホリデーを選択しましたが、今思えば希望する国での海外留学を行うことで自分の向き不向きが理解できたと感じます。

その中で数あるエージェントでも選択すべきはワールドアベニューの登録一択で解決できます。理由は明白で短期間から長期間まで選べ、J-cross(留学審査機構)の認証を受けている信頼できる機関だからです。無料カウンセリングも充実して、海外留学に興味があれば間違いなく登録すべき会社になります。チャレンジしたいという気持ちがあって躊躇している場合は、まずは話を聞いてみるだけでも損はありません。

1-3 医療ボランティア

医療ボランティアは派遣先や有給、無給で分けられますが、代表的なものは3つになります。

・国境なき医師団
・青年海外協力隊
・ジャパンハート

それぞれの目的、派遣先、給与などの説明を行っていきます。

1-3-1 国境なき医師団

国境なき医師団は、世界各地で激化する紛争、大規模な自然災害、感染症の深刻なまん延に見舞われた、医療ニーズの高い地域へ最良の医療を届ける国際NGOです。1971年に設立されてから、45年以上の活動実績があります。派遣先は、イエメン、ケニア、ナイジェリアなどのアフリカが主です。「看護師」「手術室看護師」「助産師」の募集があり、15~20万程度の給与が支給されます。アフリカで活動したく、給与を求める方には最適です。<参考:国境なき医師団>

1-3⁻2 青年海外協力隊

青年海外協力隊とは、JICA(独立行政法人国際協力機構)が派遣する青年海外協力隊/シニア協力隊であり、途上国の問題解決に貢献するための活動を行なっています。応募できるのは、20歳から69歳の方です。その中でも青年海外協力隊(20~45)までとシニア協力隊(46歳以上)に分かれます。派遣先は、アジアやアフリカ、中南米などが多いです。「看護師」で募集がありますが、仕事内容によっては助産師や保健師の資格もあると優位になることはあります。基本的には2年が一般で案件によっては1年未満もあります。給与も国によってですが、生活できるレベルの支給があります。91か国の実績があるため、希望の国があれば選びやすいです。詳しくは「看護師が青年海外協力隊になるために必ず知るべき全ての知識」を参考にして下さい。

1-3₋3 ジャパンハート

ジャパンハートは「医療のないところに医療を届ける」というスローガンのもと2004年に設立された国際医療ボランティア団体です。派遣先は、ミャンマー、カンボジア、ラオスのアジア3ヶ国と大規模災害の被災地などです。3泊などの短期滞在から半年の長期滞在を選べますが、基本的に実費で無給であるため、期間を選べる分交通費などもかかるので自由度が高い分コストがかかります。詳しくは「看護師がボランティアを行える、とっておきの最適な方法3選を参考にして下さい。


2 海外への挑戦前に気になる3選

海外への挑戦は「憧れ」や「経験」など目的は様々だと思います。その上で実際気になることは多くあると思います。その中で海外に行く前に気になる「キャリア」「ベストな経験年数」「事前準備」にフォーカスを当てて説明します。何度も言いますが、経験に勝るものはないので、まずは一度海外に行ってみることを強く勧めます。

2-1 海外での経験はキャリアに繋がるのか?

海外での生活は看護師としてのキャリアとしてはなりません。しかし、就業などは日本に戻った際にはキャリアになりますが、ボランティアや留学はキャリアとしてみなされないのが現状になります。就業以外は看護師としての経験年数に換算されないので気を付けるようにしましょう。

2-2 海外への挑戦は何年目がベスト?

海外に挑戦する方は3年目~10年目の方が多いですが、海外で永住するつもりであればいつ行っても構いません。しかし、いずれは日本で、海外での経験を活かしてみたいという看護師であれば5年目以上が最適です。理由はリーダー経験をしっかりできているためです。

2-3 海外に行く前に準備することは?

海外で生活するために必要なのは1番は語学力になります。そのため、準備で大事なのは語学学校に通ったり、通信で学ぶことが大事です。しかし忙しい業務の合間だと難しいと思いますので、自身のペースでやるのが最適です。それよりも最も重要なのは海外に行く経験です。自分が行きたい国に夏休みなどの連休で旅行で構わないので現地に足を運んでみるのをオススメします。特に国際看護師を目指したり、青年海外協力隊などで長期滞在を考えている方には、絶対に勧めたいです。


3 まとめ:海外挑戦前には現地にまず行ってみる!

看護師が海外で活躍できる方法は大きく分けて3つあります。

・国際看護師の道
・海外留学
・医療ボランティア

ただ最も重要なのは、看護師としてよりも海外生活に適性があるのか、本当にその国で頑張れるのかを現地に行って知ることが最も重要になります。その道を選ぶか以上にその国や住む場所を知るのが大事です。

海外での挑戦は就業はキャリアに繋がりますし、できれば5年目以上が最適です。そのため看護師になってから海外旅行やボランティアに行くことを強く推奨します。準備には語学力は勿論必要ですが、それ以上に足を運ぶことが経験者に聞いても大事人あります。

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