訪問看護ステーション リカバリー 西新宿事務所のスタッフ1名が新型コロナウイルス感染症のPCR検査の結果、「陽性」であることを確認し、当社における初の感染者事例となりましたため、経緯を含めご報告致します。
<経緯>
6月3日~6月5日:医師の指示のもと、発熱・感冒症状のある訪問看護サービス契約中のご利用者様に対して、従業員3名(以下、「従業員A,従業員B,従業員C」という)で訪問看護サービスの実施
※従業員A:6月5日新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の実施
6月9日:上記の発熱・感冒症状のあったご利用者様の新型コロナウイルス感染症の感染が判明
6月10日:新宿区保健所指導により、従業員AのPCR検査の実施
6月11日:従業員AのPCR検査の結果、陽性反応があったため、自宅療養開始。従業員Bおよび従業員CのPCR検査を実施し、自宅待機開始
6月12日:従業員Bおよび従業員CのPCR検査の結果、陰性確定のため自宅待機指示を解除に変更
陽性が確認された従業員Aは、6月5日のワクチン接種後に副反応かと思われる発熱がありましたが、数日で軽快しました。訪問看護サービスの提供に問題のないことを確認していたため、通常業務を実施しており、現時点まで本感染症の発症時にみられる各種の症状は一切現れていない状態です。
上記の経緯を踏まえた従業員Aの感染結果について、「ワクチン接種の影響による【偽陽性】の可能性が高い」ことが、同保健所より伝えられております。ワクチン接種とPCR検査の因果関係を示す確かな根拠が少ない状況のため、従業員Aの担当業務を踏まえ、同保健所と協議の結果、万が一を想定し自宅療養としております。
今回のご報告をさせて頂くにあたり、皆様に多大なるご心配及びご迷惑をおかけしてしまうことを心よりお詫び申し上げます。
本事例について、今後は所轄保健所による従業員Aの健康状態の経過観察や行動歴、濃厚接触者の割出など詳しい調査を進めると同時に、関係機関と連携を密に図り、ご利用者様およびそのご家族様の安全確保にこれまで以上に取り組みながら、感染拡大防止に最大限取り組んで参ります。
また当社では、昨年より、厚生労働省のガイドラインを基にした新型コロナウイルスの感染予防について、研修・指導を徹底し、ご利用者様・スタッフの安全・安心を第一に考えた対応を行っておりました。
引き続き、標準感染予防策(スタンダード・プリコーション)に基づく医療・ケアサービスの提供、ご利用者様・スタッフの体調確認の徹底等、継続的な感染拡大防止策を強化致します。また、保健所ならびに自治体等行政当局と連携を図り、感染拡大の防止に努めるとともに、必要な措置を適切に講じてまいります。