2020.10.1 |
2020年10月1日、毎月恒例のオールスタッフミーティングがありました。
今月から、西東京、本社、兵庫、沖縄に各1名ずつ、4名の方が新しい仲間として加わって頂けるということで、新入職の方の紹介を全体で行いました。入職頂いてありがとうございます!!
また、今月から各拠点での活動報告を行っていこう! という試みで、本日が初回の練馬事務所からの活動報告。
写真のようにテレビ電話会議システムで各拠点をつないで活動を報告↓
現在練馬事務所では、朝礼での理念共有に加えて、「ポジティブレポート」略して 「ポジレポ」という取り組みを行っています。
困ったことだけでなく、ポジティブな出来事を共有して、それを他のスタッフも再現できるようにしたら自分たちも楽しく働けて、より利用者様のためになるのではないかという考えのもと始まりました。
現在月に約30件ほどのポジレポが練馬のチャットでは上がっていますが、今月得られた素敵な結果の一例を紹介します。
ご利用者様は肺がん末期でディズニーが好きな方でした。
介入当初は、抗がん剤の副作用で吐き気や嘔吐もあり、お食事も十分に食べること ができていなかったが、抗がん剤を中止後は症状が落ち着き車椅子で散歩に出かけ ることもできるようになりました。
ある時、ディズニーランドの話をした時に「本当は行きたいんだよね。でも無理で しょ(コロナのこともあるから)」とご本人様は仰っていました。 事務所に持ち帰りMTGでスタッフ全員でどうしたら実現できるかを話し合い、娘様 やケアマネさんに症状の落ち着いている今がチャンスではないかと伝えたところ、 娘様がチケットの予約をしてくださりディズニーランドに行くことができました。 ご本人様も「楽しかった。行けてよかった。」と、とても喜んで下さいました。 その翌週状態が低下し入院となり、数日後にご逝去されました。入院になるかもしれないといった日に、みんなで色紙に応援メッセージを寄せ書きし、娘様を通じてご本人様へ渡して貰いました。受け取った娘様は涙を流され、後日お礼のお手紙が事務所に届きました。
日々のあたたかみのあるコミュニケーションからご本人様の気持ちを汲み取り、ご 家族様とともに行動に移せたこと、利用者目線で動けた結果だと思います。まさにもうひとりのあたたかい家族とはこういうことかなと、実際には関われなかったスタッフもポジレポも通して全体が感じることができました。
訪問看護ならでは患者さんに寄り添った活動。初心を思い起こさせます。
良い話聞けました。次回も楽しみです。