2021.02.1 |
今年も早いもので、もう1ヶ月たち、2月になりました。
旧暦では、2月4日前後の「立春」が1年の始まりになります。そのため、立春の前日を「季節を分ける日」という意味の「節分」と称し、豆まきをして一年の穢れ(けがれ)をはらい清める風習が生まれたそうです。
マスク、消毒、ソーシャルディンスタンスと、感染予防のための生活習慣ももちろん大切ですが、今年は節分に疫病退散の願いを掛けたいなと思う今日この頃。。
さて、本日2021年2月1日は毎月恒例のオールスタッフミーティング。
NS2名、PT1名, OT1名、管理部2名の名の方の入職がありました。
入職頂いてありがとうございます!!そして、よろしくお願いします。
さて、今月の各拠点での活動報告は、高知事務所からになります。
今回、理念の「もうひとりのあたたかい家族」と行動指針にある「あたたかみのあるコミュニケーション」というkeywordにフォーカスを当てた事例を紹介したいと思います。
昨年の5月に新規依頼があり看護/リハで訪問しておりました、介入開始当時99歳のご利用者さまです。
ご利用者さまは、主にベッド上で過ごされていましたが「自分で建てた家」に強いこだわりがあり最後まで在宅で暮らすという強い思いが本人からも凄く伝わってくるような方でした。自宅の話と99歳の年齢の話には非常に反応が良く、介入しているスタッフはよくその話をしながらケアやリハビリテーションにあたっていました。関わっていく中で自然と皆「100歳は必ずこの家で迎えてもらう」という認識が生まれていました。12月が100歳の誕生日であり7月頃より踵や仙骨部などに褥瘡を生じ治癒と増悪を繰り返す時期はありましたが主治医や看護/リハビリテーションスタッフで協力し処置内容や介入頻度/内容を検討し、何とか入院せず12月に100歳の誕生日を自宅で迎え家族とお祝いすることができました。リカバリーからもお祝いのメッセージと写真を用意し大変喜んで頂くことができました。
今回のケースでは、在宅生活へのこだわりに寄り添うことで関わるひとりひとりが「もうひとりのあたたかい家族」となり、皆の中で自然と100歳を自宅で迎えてもらうという共通認識が生まれ、本人との自宅や年齢の会話で良い反応を引き出し「あたたかみのあるコミュニケーション」がとれていたと感じました。今回は理念を強く意識しながら取り組んだわけではないが、皆の行動や想いが結果として理念に沿った活動となっていたケースだと感じ選定しました。
素敵な事例が聞けて本当よかったです。
これからも、「もうひとりのあたたかい家族」を大事に業務にあたっていきたいと思います。