2019.06.12 |
「いつかは訪問看護をやってみたい」と思う若手看護師の方が増えつつあるようですが、まわりで訪問看護・訪問リハビリをしている友達・先輩がおらず、現場のリアルな話を聞きづらい、なんてことがあるかと思います。
今回のブログでは、そんな疑問を少しでも解決できたらと思い「訪問看護のあるある」について社員アンケートを実施してみました!
目次
訪問の仕事になれないうちはケアの時間や次のお家までの移動などの時間配分が気になってしまうものですが、慣れていくと病院とは違った働き方が見えてくるようです。
在宅ではあくまで利用者様のペースで日常が進んでいきます。そのためか「訪問に携わっている看護師さんや療法士さん、全体的に寛容でやさしい感じがする」といった意見も寄せられました。
訪問の仕事に慣れないうちは、ケアの時間や移動の時間が掴めないこともあることから、時間管理に不安を抱くスタッフも多いようです。慣れてくると「ゆったりできる」と感じるのかもしれません。
「名刺交換する機会が医療機関所属時に比べて多く、「自分が会社の看板を背負っている感」がある」とのこと。リカバリーでは、正社員で入職される方には名刺を作成してお渡ししていますが、これを新鮮に感じる看護師やリハビリ職の方も多いようです。
患者さん一人ひとりと関わる時間がほしいという思いを持ってリカバリーに入職を決める方も多くいらっしゃいます。
看護師の方にとっては夜勤がないことで生活リズムが整う!というようなあるあるが寄せられました。また、日中自転車の移動で身体を動かすことが健康にもつながっているようです!
自転車を漕ぐといい運動になるとのこと!また「風邪を引かなくなる」や「日中自転車を漕いでいるので、ご飯がとても美味しく食べられ、心地よい疲れでよく眠れます」というあるあるも寄せられました。
女性は地図を読むのが苦手といいますが慣れていくのかもしれませんね!また「表札がない、地図アプリが示す場所が違う」というように、地図アプリと実際の住所の違いで戸惑うこともあるようです。
自転車移動だからこそ遭遇するシーンが訪問看護にはありますね。また、最近ではデリバリーサービスの自転車もよく見かけるようになり、自転車を使ったお仕事の方とすれ違うシーンも多いようです。
自転車を使った外回りのお仕事の方々が気になる!という訪問看護あるあるは多数寄せられました。「フードデリバリーの自転車を見かけると、なぜか少しライバル心が燃える」「郵便屋さん、宅配業者など同じように自転車などで訪問する業者に対して以前よりも敬意の気持ちが増した…」というあるあるも寄せられました。
新宿・渋谷エリアの訪問も多いリカバリーでは平日昼間のロケに出くわすこともあるようです。また「散歩中の保育園児に癒される」「ご年配の方に挨拶してしまう」といった、自転車移動ならではの微笑ましい場面もあるようです。
土地勘がつき、時間帯に応じての安全で速いルートで訪問に行けるようになる、まさに訪問看護あるあると言えますね!
お昼は外で済ませたり、事務所に戻ってくるタイミングであれば事務所で食べて過ごしたり。その日の訪問スケジュールに応じて臨機応変に休憩時間を過ごしています。(写真はリカバリー東村山のスタッフもお気に入りのむらやま久米川店の定食)
「訪問の合間にお洒落なカフェやパン屋さんを発見できる」という声もあり、穴場の飲食店を見つけるのも移動の楽しみになっているようです。
「訪問ルート上、毎週同じ曜日と時間に休憩をとるので行きつけの食堂やコンビニがある。そこで同じお客さんと再会することもしばしばある」とのこと。利用者様宅ではお手洗いはお借りしないため、食事もでき、お手洗いもお借りできるお店は大変ありがたい存在のようです。「イートインがあるコンビニに詳しくなる」というあるあるも寄せられました。
どんなお天気でも訪問に行くのは体力が求められますが、四季の移り変わりを感じられるのも、病院など室内でのお仕事が多かった職種にとっては新鮮に感じるようです。
これからの季節は特に、急な雨や雷雨に備え、合羽や長靴、タオル、訪問バッグを入れるビニール袋の準備などが必要になります。朝から雨だと1日のはじまりが少し憂鬱に感じるときも。しかし「天候に左右される。さすがに雨天時や寒暖は心が折れる事もあるが、ご利用者宅へ入って顔を見ると心が落ち着く。またお礼の言葉も言われる」というように、利用者様やご家族から「来てくれてありがとう」の一言が訪問スタッフの疲れを癒やすようです。
夏になると、ステーションの中でも日焼け対策万全のスタッフと、ありのままの健康的な見た目のスタッフがきっちり分かれてきます!
「銀杏を踏まないように、慎重に歩く。イチョウ並木は要注意。(利用者さんの家に臭いを持っていってしまうから)」という訪問看護のマナーの心得を感じるあるあるも。美味しく食べられる季節の実りも、ときには警戒すべき存在になるようです!
訪問看護あるあるで最も多く寄せられたのは利用者様とご家族に関するあるあるでした!
ちょっと出かけてしまっていて本人不在というパターンも訪問看護あるある。しかし独居の利用者様で玄関の鍵が開いておらず入れない・インターホンを押しても応答が無いというときは注意が必要です。
基本はお断りすると分かっていても、ご家族と少しの間お茶をご一緒してお話を伺ったりすることもあり、訪問に回るとお菓子と飲み物でお腹いっぱいになる日もあるんだとか。また「おやつやお茶だけでなく、野菜や手芸品など色々頂く」ということもあるようです!
訪問のお仕事は様々なご家庭に上がらせていただくことがありますが、まるで自分以外の人生を垣間見るような機会なのかもしれません。
リカバリーの東京エリアには20~30代と、平均的な訪問看護ステーションより若いスタッフが多いからかもしれませんが、子育てのこと、仕事のこと、生き方…などいろいろと利用者様から教わる機会があるようです。
訪問看護はご家族と共にご利用者様の在宅生活を支えていくことも大事で、ご自宅でケアを提供するだけでなく、ご家族へ点滴管理やたんの吸引などの指導を行うこともあります。
訪問看護は利用者様お一人とじっくり向き合う時間があります。例えば、医療保険の場合は週3回、訪問1回あたり30~90分、利用者様と向き合う時間があります。
連休中も、利用者様やご家族からお休みの希望がなければ訪問に伺わせていただきますが、そのときに親戚の子供達が遊びに来ていたりすると、幼稚園の先生になったような気持ちになる場面もあるようです。
「親戚の人達が集まっていることがあります。そうすると「お姉ちゃん、お姉ちゃん!遊んで〜!」と、看護師だけれども、幼稚園の先生になったかのように賑やかな訪問に遭遇するときがあります。子供達の成長を年間を通して私たちも見ることができて、訪問だからこその楽しみでもあるなと思っています」
利用者様と数年に渡って関わっていくケースがあります。ご家族と一緒にお誕生日をお祝いしたりすることもあるんだとか。
「どんどん打ち解けてきて楽しくお話ができるようになったり、「あなたが来てくれて良かった」と言ってもらえると嬉しくなります。」24時間365日稼働している訪問のお仕事は決して楽ではありませんが、利用者様からのあたたかい一言が看護師たちの心を明るくしてくれているのを感じますね。
訪問看護あるある東京編、いかがでしたか?訪問看護ステーションでのお仕事に少しでも興味を持ってくださる機会になれば幸いです!
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