転職前に絶対知るべき透析看護師の仕事内容・役割・悩みなど徹底解説
透析看護師って、どんな仕事をしているかご存知でしょうか?
最近では、透析専門のクリニックも多くなり、看護師のニーズも高まっています。
一方で、入院病棟で働いていた看護師にとっては全く違う分野であるので、転職を考えていても、自分が働くイメージが持てないのもあるかと思います。
「透析看護師ってどういう仕事するの?」
「どんな人が向いているの?」
「病棟勤務にはない悩みなんかあるの?」
考えだすと、色々と疑問も湧いてきますね。
本稿では、そんな透析看護師への転職を考えている方のために、仕事内容から悩み、向いている人などなど、詳しく解説していきます。全て読めば、あなたが透析看護師を目指すべきかどうかわかることでしょう。
目次
1 透析看護師の仕事内容・役割
まずは透析看護師の仕事内容や役割について知っていきましょう。
透析看護師の仕事内容は以下の3つです。
- 透析の準備から透析中の医療行為
- 透析中の患者さんの体調管理や観察
- 患者さんの健康管理と生活指導
それでは一つずつ解説していきます。
1-1 透析の準備から透析中の医療行為
透析の準備から透析中の医療行為全般について透析看護師が行います。
手順としては以下の流れで行います。
①人工透析機械の準備(プライミング)
②患者さんの状態チェック:体重や血圧の測定など
③穿刺:シャント(透析用に造設された血管)に針を刺す
④血液浄化開始
⑤抜針:透析が終了したら針を抜きます。
⑥止血
上記を見てもらうとわかると思いますが、一般的な看護業務とは全く違うものだということがわかります。
そのため、透析看護が未経験の方が、他での看護経験の有無ですぐに仕事ができるかと言われるとそうではなく、最初は覚えることが非常に多い傾向にあります。
透析の患者さんは、いわゆる外来通院されて治療を受けるため、病棟勤務の看護師より、クリニックなどの外来看護師と勤務が似ている部分があるかもしれません。
しかしながら、外来看護師は透析看護師と比較してほとんど医療行為を行いません。
透析治療の医療行為全般に対して、看護師が関わるという意味では、医療行為の関わり度合いが全く違うため、責任の重さも違ってきます。
医療的行為としては度合いが強く、最初は覚えることが多いものの、仕事内容や手順自体は決まっており、ルーティンワークであるとも言えます。
1-2 透析中の患者さんの体調管理や観察
透析中の患者さんの体調管理や観察も透析看護師の大事な仕事の一つです。
透析中は患者さんの状態に変動が起きやすいため、血圧低下や気分が悪くなることもあります。透析の患者さんは元々循環動態が悪いため、急変のリスクはそうでない人よりも高いといえます。最近では、高齢者や長期透析や心疾患合併患者の増加により、透析中のリスクは高まりつつあります。
透析は簡単に言うと、血液を一旦体の外に出して機械で洗って、元の体に戻すという治療です。
そう聞くと、患者さんの体への影響も想像できるのではないでしょうか?
そのため、常に注意深く観察することが透析看護師には求められます。そういった意味で循環器に強い看護師であれば、この点は問題ないかもしれません。
透析クリニックなどは、比較的安定した患者さんが多い一方、入院病棟が併設されている透析室では、ハイリスクの患者さんが病棟より透析を受けることもあり、その辺りは働く場所によって違ってくることも留意が必要です。
1-3 患者さんの健康管理と生活指導
透析看護師の仕事の一つに、患者さんの健康管理と生活指導が挙げられます。
透析の患者さんは、体重管理、食事制限、内シャントの管理など、通院して来られる時以外の日常生活での気をつけなければならないことがあります。
透析患者さんの死亡原因としては、心不全、感染症が上位に挙げられます。こういった合併症は、まさに日々の生活習慣で防げる部分が大きいです。
1-2でも挙げましたが、そういった意味では循環器の知識を持っている看護師であれば強みになる部分があります。
透析に関するしっかりとした知識が必要なことはいうまでもありませんが、患者さんにしっかりと遵守して頂けるようなマネジメント能力、コミュニケーション能力も必要になります。
患者さんの健康管理やそのための生活指導は、患者さんのQOLや予後に直結するため、非常に重要な役割だと言えます。
2 透析看護師の勤務形態・1日のスケジュール
勤務形態や1日のスケジュールを知ると、より一層働くイメージができると思います。
この章では、透析看護師の勤務形態と1日のスケジュールについて紹介していきます。
2-1 透析看護師は基本的に日勤勤務
透析センターで働く場合の勤務形態は基本的に日勤のみの場合が多く、比較的生活とのバランスがとりやすい職場と言えます。
一方で、働く職場によっては、多少違ってきますので注意も必要となります。
透析の患者さんの生活スタイルに合わせるために、透析を行う時間は午前と午後、あるいは午前・午後・夕方と、提供する医療機関によって違います。
そのため、病院の透析センターでは午前と午後の2クールで、勤務も日勤帯のみの場合が多いですが、透析クリニックの場合は午前と午後と夕方の3クールで患者さんを受けている場合もあります。その場合、勤務も準夜勤帯まであり、勤務時間が22時や23時までになることがあります。
2-2 透析看護師はシフト制
透析看護師はシフト制のところが多いです。
透析の患者さんは、1~2日ごと、週に3回通院します。月・水・金曜日または火・水・土曜日といった形です。そのため、日曜日は病院・クリニックともに基本お休みになります。
一方、日曜日以外については、祝日でも透析を行っているところが多く、日曜日以外の曜日は、祝日を含めて全てシフト制となります。
こちらについては、各医療機関で対応が違うこともありますので、転職の際はその点も調べてみると良いでしょう。
2-2 透析看護師の1日のスケジュール
透析看護師の1日のスケジュールがわかると、実際に仕事をイメージできると思います。
透析看護師の1日のスケジュール例を下に示します。
こちらは2クール行っている病院での例を挙げています。基本的には、午前・午後と同じサイクルで透析準備・管理を行っていきます。透析看護師はこのようなサイクルのルーティンワークがメインとなります。
透析中は血圧低下がないか、気分の悪くなった患者さんがいないかなど、細かく目を配ることが大切になります。
3 転職で後悔しないために知っておきたい透析看護師の6つの悩み
ここまで読んで頂いて、透析看護師はやることも決まっていて、勤務形態としても働きやすいイメージをもたれたのではないでしょうか?
でも、実際は透析看護師ならではの悩みが存在します。
他の職場にはない特有の悩みであるので、転職で後悔しないためにもぜひ知っておきたいところです。
透析看護師の悩みは以下の6つです。
- オープンフロアという独特な仕事環境によるストレス
- 機械操作を覚えるのが大変
- 穿刺が大変
- 単調作業で仕事に刺激が少ない
- 将来的にほかの分野へのつぶしがききにくい不安
- かかわり方が難しい患者さんの対応
それでは一つずつ解説していきます。
3-1 オープンフロアという独特な仕事環境によるストレス
透析センターのオープンフロアという特殊な仕事環境がストレスに感じてしまいます。
ある研究では、なんと透析センターに勤める約54%の看護師がオープンフロアにストレス感じていると報告しています。
オープンフロアでは、同僚の動きが目につくきやすく、お互いの仕事の状況が見えたり、会話や言動が筒抜けになってしまうことも多く、医師や看護師同士の人間関係でトラブルになりやすいという面があります。
また透析の患者さんからも常に声をかけられる環境にあります。時間内に仕事をこなさなければならないため、タイミングによっては患者さんの対応に時間をかけれない場面もあり、親身になってあげたい気持ちと葛藤も生まれることもあります。
一般病棟では、ナースステーションと病室というそれぞれの離れた空間でしたが、オープンフロアでの仕事になると、気持ちの切り替えも難しかったりします。
これらのことより、透析センターのオープンフロアという仕事環境には慣れが必要になってくると思います。
(参考文献:人工透析施設に勤務する看護師のストレスに関する研究 : オープンフロアという治療環境の影響について)
3-2 機械操作を覚えるのが大変
透析看護師の悩みの一つに人工透析機械の操作を覚えるのが最初は大変なことが挙げられます。
機械操作に抵抗感がある人は、特にそのように感じられるでしょう。しかしながら、ずっと大変な思いをする訳ではなく、最初頑張ればという気持ちで望めば大丈夫な方が大半だと思います。
3-3 穿刺が大変
透析看護師の悩みの一つに穿刺があります。
透析で必要とされる穿刺技術は特殊です。針は長くて太く(15~18Gが多いです)、穿刺するシャントは通常の採血で穿刺するような血管とは太さや血流などが異なります。
ですので、初めての看護師は戸惑うこともあるかと思います。
一方、穿刺のスキルは慣れで解決できる問題でもあります。回数を重ねていけば、針の扱いやシャントの特徴にも慣れてくるでしょう。
3-4 単調作業で仕事に刺激が少ない
透析看護師の仕事は単調作業のため、仕事に刺激が少ないことは悩みの一つです。
透析看護師の仕事は、基本的は決まったことを毎日繰り返し行うルーティンワークです。慣れてしまうと刺激が少なく、つまらなく感じてしまうかもしれません。刺激の多い急性期病院などを経験した看護師からすると、より一層ギャップを感じてしまうことでしょう。
一方で、あまり変化を好まない人、ルーティンワークの方がいい、という方には落ち着いて仕事ができる環境でしょう。
3-5 将来的にほかの分野へのつぶしがききにくい不安
将来的に他の分野へ転職を考えている方にとっては、他の分野へのつぶしがききにくく点が不安に感じられるでしょう。
透析看護の分野は、透析においてのみ使う技術が多く、一般病棟で行うような看護業務、例えば、清拭や点滴の管理などはほとんどすることがありません。
そのため、一旦長く透析看護師として働いてしまうと、他の分野に移りにくいという点があります。
一方、透析という一点に関して専門性が高くなるため、逆に専門性をとことん突き詰めたい方にとっては特に問題ないでしょう。
3-6 かかわり方が難しい患者さんの対応
時には「モンスターペイシェント」と言われる方もいたりしますが、かかわり方が難しい患者さんの対応が大変なことがあります。
透析の患者さんは、週3回、4時間の透析から、食事・水分など厳しい自己管理、合併症の不安など、様々なストレスを抱えています。それが一生続くわけなのです。そんなストレスから少々性格が気難しくなっている患者さんも少なくありません。
そういった患者さんのストレスの矛先が、看護師に向けられることが多々あり、なかなか看護師の話を聞き入れなかったり、理不尽なことで責められたりといったこともあります。
一方、そういった背景を持った難しい患者さんだからこそ、なんとかしてあげたいという気持ちになる看護師もいます。最初は大変だったけど長い時間をかけて信頼を築いていけた時は、やりがいにもなったりするものです。
透析看護師の悩みは下の6つです。
・オープンフロアという独特な仕事環境によるストレス
・機械操作を覚えるのが大変
・穿刺が大変
・単調作業で仕事に刺激が少ない
・将来的にほかの分野へのつぶしがききにくい不安
・かかわり方が難しい患者さんの対応
透析看護師の職場環境や仕事内容、患者さんの特性など、他の科にないような悩みがあります。
4 こんな人におすすめ!透析看護師に向いている人の4つの特徴
3章の話でなんとなく、透析看護師に対してネガティブな印象をもたれたのではないでしょうか。
ただ、この時点で転職はやめておこうと考えるのはまだ早いです。透析看護師に向いている人も実際います。
透析看護師に向いている人の特徴は以下の4つです。
- 日勤での仕事で生活とのバランスをとりたい方
- 透析看護師として専門性を高めてキャリアアップしたい方
- 患者さん一人一人と長く深い関わりを持っていきたい
- ルーティンワークの方が好き
一つずつ解説していきます。
4-1 日勤での仕事で生活とのバランスをとりたい方
日勤での仕事で生活とのバランスがとりたい方に向いています。
基本的に透析看護師として働く場合、日勤かつ休みもしっかりとれるところがポイントと考えられます。
ただし2章の透析看護師の勤務形態でご紹介した通り、勤務先によって勤務形態は異なるため、転職や就職の際には確認が必要でしょう。また、透析看護は体力的にも負担が少ないため、職場でくたくたになってしまうことも病棟時代と比べるとあまりないといえます。
透析は基本的に時間が決まっているため、残業がほとんどなく、働くママさん世代には働きやすい環境と言えます。
4-2 透析看護師として専門性を高めてキャリアアップしたい方
透析看護師として専門性を高めてキャリアアップしたい方に向いています。
透析看護師の仕事内容としては、まさに透析に関することだけになりますが、むしろ奥が深いために勉強する目標を持ちやすく、資格取得にもつなげていくことができます。
例えば下記のような資格があります。
- 透析認定看護師(参考URL:資格認定制度)
- 慢性腎臓病療養指導看護師(参考URL:DLNとは)
- 透析技術認定士(参考URL:透析技術認定士 認定更新制度サポートサービス)
4-1の日勤での仕事で生活とのバランスをとりたい方という理由を考えた場合、外来看護師も選択肢にあるかと思います。しかしながら、透析看護師の場合は、より専門性が高められるといった点で一般的な外来看護師とは違うともいえます。
専門性を高めてキャリアアップしたい方にとってはやりがいを持ちながら働ける環境といえます。
4-3 患者さん一人一人と長い深い関わりを持っていきたい
患者さん一人一人と長い深い関わりを持っていきたい、そんな思いを持っている方は向いています。
透析は、エンドレスケア、つまり死ぬまで継続して行う治療です。
表は透析の患者さんの男女別の平均余命を示しています。
年齢(歳) | 透析患者平均余命(男性) | 一般人口平均余命(男性) | 透析患者平均余命(女性) | 一般人口平均余命(女性) |
60 | 9.87 | 21.98 | 11.31 | 27.49 |
65 | 7.86 | 18.02 | 9.04 | 23.04 |
70 | 6.24 | 14.35 | 7.11 | 18.75 |
75 | 4.77 | 11.09 | 5.67 | 14.72 |
80 | 3.82 | 8.26 | 4.43 | 11.04 |
(参考文献:日本透析医学会 わが国の慢性透析療法の現況2005年12月31日現在 Ⅲ.2004年末調査項目に関する予後解析)
平均余命は、60歳台の透析の患者さんで約10年、80歳台で約4年となっていることおり、透析の患者さんは、その位の年月を透析通院されるということです。こちらは2003年のデータであるため、現在は透析医療の進歩により、平均余命はもっと長くなっていると考えられ、もっと通院期間は長いともいえます。
透析の患者さんは通常、週3回ほど通院し、1回4時間ほど透析を受けます。それが何年も続きます。
時間をかけて密に関わりながら、長くつきあいをする中で継続した看護を行えること、そこに魅力ややりがいを見出せる人は透析看護師に向いているでしょう。
4-4 ルーティンワークが好き
変化が多い仕事よりも、ルーティンワークの方が好きな人は向いているといえます。
透析看護は最初は覚えることが大変な一方、一度覚えてしまえば、基本はルーティンワークと言えます。
「ルーチンワークだから、簡単なんでしょ」などと、仕事を軽くみて、集中力を欠いてしまう人は透析看護師には向いていません。
ルーチンワークだからこそ熱心に取り組める人、やりがいを見出せる人、それを継続できる人こそが透析看護師に向いています。
透析看護師に向いている人の特徴は下の4つです。
・日勤での仕事で生活とのバランスをとりたい方
・透析看護師として専門性を高めてキャリアアップしたい方
・患者さん一人一人と長く深い関わりを持っていきたい
・ルーティンワークの方が好き
プライベートも大切にしつつ、専門性と高めたい、患者さんと長く付き合っていきたい、コツコツと仕事をやっていきたい、そんな方が向いているようです。
5 透析看護師にまつわる6つのQ&A
ここまで読んで頂ければ、随分と透析看護師について理解が進んだのではないでしょうか?
この章では、更に理解を深めて行けるように、透析看護師にまつわる疑問をQ&Aで紹介していきます。
透析看護師は夜勤手当がない分、病棟勤務より下がります。
3章でも紹介しましたが、準夜勤がある病院の場合はその分の手当がありますので、他の外来クリニックに比べると若干高めと言えます。
大きな違いは、透析看護師は透析に関する治療のみに関わりますが、腎臓内科の看護師は透析を含めた全ての腎臓疾患の治療に関わることです。
また、腎臓内科の看護師は透析の最中は関わりませんが、透析にならないための内服や食事療法の指導や管理、またスムーズな透析への導入支援を行います。外来透析時で起きたシャントのトラブルの際は、入院してフォローするなど、透析導入後の支援でもたびたび腎臓内科の看護師が関わります。
透析に仕事を絞った場合、透析の前後で関わるのか、透析治療そのものに関わるのか、そこが透析と腎臓内科の仕事内容の違いと言えるでしょう。
透析看護師は他分野の看護業務と異なる点が多く専門性が高いため、新卒の場合はやめた方が良いでしょう。
透析看護師はまさに他の看護業務とは違い、かなり専門性が高いピンポイントの仕事であるため、新卒の場合は今後のキャリアを幅広く考えた方が良いので、経験を積みつつ転職した方が良いでしょう。
また、そもそも働きたくても難しい場合が多いです。
大きい総合病院で勤めた場合は、まず新卒看護師には病棟業務を覚えて経験を積んで欲しいと考えるため、透析センターに配置されることはほとんどありません。
透析クリニックだった場合は、基本的に教育に対して時間があまりとれないため、即戦力となる中途採用のみであるところが多いです。
それでもやっぱり透析看護師に!と思っている方の場合は、まずは一般的な看護業務を学べるかつ、透析についても学べる腎臓内科の病棟で勤務することをお勧めします。
透析の看護師の残業は、全体的に見て少ないと言えます。透析の業務自体はほぼルーティンワークで終わる時間が決まっていますので、イレギュラーな業務が発生しない限り、時間通りに仕事を終えることができます。
ですが、勤め先によっては残業が多くなりやすい場合もあるため注意が必要です。
これは透析看護師に限った場合ではないですが、患者数が多く、かつ、それに対してスタッフ数が少ない場合などです。透析自体はほとんど時間内で終わりますが、業務量が多くなり、記録などが後回しになってしまったりすることで、残業が発生していきます。
また、施設内に入院病床がある職場も注意が必要です。入院患者の透析を行っているような職場だと、透析のスケジュールが病棟の事情に左右されます。外来のみのクリニックと比べても、重症患者が多く、急変が起こりやすかったりします。そのため、予定通りに業務が進まないことが増えて、結果的に残業が増えてしまいます。
「残業だけはしたくない。。」
そんな方であれば、外来透析のみを行っているクリニックがお勧めとなります。
病院によっては多少違いがありますが、透析センターでは、医師・臨床工学技士・臨床検査技師・管理栄養士・看護助手などのような職種の方と仕事をします。
それぞれの専門性を発揮して透析の患者さんを支援します。そのため、他職種とのコミュニケーションがしっかり取れることも大事になります。
透析センターは日勤中心なので、時短勤務のパートやアルバイト・派遣などの働き方を選びやすい職場となっています。
透析センターへフルタイムでの転職を検討されている方であれば、まずはパートから経験してみるのも転職を失敗しないためにも良いのではないでしょうか?
6 まとめ
透析看護師について紹介してきました。
透析看護師は、オープンフロアという特殊な環境でのストレスや、その業務の特殊性から、他の科の看護師とは違った特有の悩みが存在します。一方、日勤での生活リズムが整った働き方や、透析看護師としての専門性の追求、患者さん一人一人と長い深い関わりを持っていきたい方など、向いている人にとっては非常に働きやすい職場といえます。
本稿を読み終えて、まだ転職するかどうか悩まれている方であれば、まずは時短勤務などで体験していくも良いかと思います。
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