健診センターの看護師が辞めたいと思う4つの理由と対処方法を徹底解説

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健診センターの看護師が辞めたいと思う4つの理由と対処方法を徹底解説

病気を未然に防いだり、早期に発見したりするための検査を行う健診センター

病棟勤務のような夜勤もなく、ワークライフバランスを実現したい看護師にとっては、転職先の一つに上がるでしょう。

参考記事:健診センターへ転職したい看護師必見!転職前に知っておくべき23個のことを徹底解説!

一方、そんな期待を胸に転職したものの、現実は違い、辞めたいという気持ちになってしまう看護師も少なくないようです。

このまま続けるべきなのか、辞めるべきなのか。。。

この記事に興味を持った方は、実際に健診センターの看護師を辞めたい気持ちはあるものの、さまざまな思いの中でどうすべきか悩まれているのではないでしょうか。

本記事では、そんなあなたのために、健診センターの看護師が辞めたいと思う理由やその対処方法の紹介、どういう場合は辞めるべきか、辞める場合の転職やキャリア形成などについて紹介していきます。

全て読めば、今悩まれていることに対する答えを見つけることができるでしょう。

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1. 看護師が健診センターを辞めたいと思う4つの理由

看護師が辞めたいという理由で多いのが、人手不足や人間関係など。。。しかしながら、どの職場でもある話で、健診センターで働く看護師に限った話ではありません。

本章では、健診センター勤務の看護師に特有の辞めたい理由を紹介していきます。

健診センターで勤務する看護師が直面する辞めたいと思う理由は以下4つです。

  • 単調作業が苦痛
  • 早く正確な採血が求められてプレッシャー
  • 受診者への接遇対応が合わない
  • 看護師の臨床スキルが身につかない

まずは健診センターの看護師が辞めたいと思う理由を一つずつ確認していきましょう。

1-1. 単調作業が苦痛

健診センターでの看護師の仕事は、基本的に毎日が単調作業の繰り返しになります。

健診センターの看護師は、血圧測定、採血、心電図が、メイン業務。

業務はさまざまありますが、健診センターでは多くの受診者に対応しなくてはならなく、効率のために、1日中、ひたすら採血など、同じ作業を何時間も続けます。

単調作業が苦手な方や飽きっぽい方からすると、検診センターの仕事は苦痛で、辞めたい気持ちになってしまいます。

1-2. 早く正確な採血が求められてプレッシャー

1日に施設を訪れる受診者は100人を超えることがほとんどなので、1日に100人以上の採血を黙々としたりするということも健診センターでは当たり前。1人の方に対しての当てられる時間は限られます。

採血の流れは下記になります。

  1. 駆血帯を巻きながら本人確認
  2. 血管を見つける
  3. 刺す
  4. スピッツ満量まで取る
  5. 止血テープを貼る
  6. 抑えていて欲しいこと、テープを外すタイミングを、説明しながら撹拌
  7. 次の人を呼ぶ

この流れを、受診者が多いので1~2分位で済ませないといけません。1回1回に手間取ってしまうと、後がつっかえてしまいます。そういったプレッシャーを感じることもあるでしょう。

自分のスキルに自信があり、テキパキと正確にこなせるのであればいいのですが、そうでない方にとっては、失敗できないプレッシャーがストレスで辞めたい気持ちにもなるでしょう。

1-3. 受診者への接遇対応が合わない

健診にくる受診者への接遇は、患者さんではなくお客様として対応が求められます。

病院勤めの際も、当然患者さんへの接遇は大切ですが、接する機会も多いので自然と距離感が近くなり、ある程度のラフな関わりがいいこともあります。

ですが、健診にくる受診者とは、その時しか関わりがなく、距離感が近くなることはありません。

接遇が悪くて不快な印象を与えるとクレームに繋がってしまうこともあります。接遇研修をやってる職場があるくらい、しっかりした接遇対応は求められます。

元々、そういった接遇が苦手な方にとっては、合わない辞めたい気持ちにもなるかと思います。

1-4. 看護師の臨床スキルが身につかない

辞めたい理由の一つに、健診センターでは看護師の臨床スキルが身につかないことが挙げられます。

健診センターでの看護師の仕事内容は常に決まっているため、それ以上の看護スキルが上がることはありません。健診センターでの看護技術といえば、採血などの基本的な技術くらいでしょうか。

看護師の臨床スキルが身につかないことから、他に転職できなくなってしまうのではないか、、

そんな不安を感じてしまうことから、辞めたい気持ちになってしまいます。


2. 健診センターの看護師を辞めたい時に取るべき対処法

1章で健診センターの看護師が辞めたいと思う理由を紹介しました。

一方で、辞めて転職活動するのも、それなりにエネルギーが必要。。

まずは、このまま頑張れるように、モチベーションを持ち直したいと考える方も多いと思います。

この章では、辞めたい時にまず取るべき対処法や考え方をご紹介します。

2-1. プライベートを重視することで割り切る

仕事の単調作業が原因で辞めたいと考えている場合は、プライベートを重視することで割り切ることも大事です。

残業や夜勤がなくワークライフバランスを優先できることにメリットを感じて、健診センターに転職した方も少なくないかと思います。

だからこそ、転職する前の気持ちを思い出し、プライベートを重視することで割り切ることも重要です。

例えば、ご家庭持ちであれば家族や子供との時間を大事にしたり、定期的に旅行に行ったり、スポーツをしたり、カラオケに行ったり、なんでも良いかと思います。

プライベートも仕事も充実させたいという方には難しいかもしれませんが、仕事よりもプライベートに重きがあるのであれば、ある程度割り切ることも重要です。

2-2. 採血などの技術は経験に上達する

早く正確な採血が求められて、そんなプレッシャーから辞めたいという方は、まだ健診センターでの勤務が浅い人が多いのではないでしょうか?

採血などの技術は経験により上達します。個人差はあるものの、やはり経験によって解決する部分が多いと思います。地道に経験を積んでいけば、落ち着いて対応できるようになるでしょう。

2-3. 接遇は慣れや研修で改善可能

接遇は慣れや研修で改善は可能です。

病院と違った接遇対応に悩みがある人は、そもそもそう言った経験がないことによります。

逆に社会人として適切な接遇を身に付けることは、きっとあなたのキャリアにとっても大いにプラスになると思います。しっかりとできる人、できない人ではみられ方も全く違います。

病院勤務の際は、そこまで言われなかっただけであって、他の業界では普通であることが多いです。

研修や経験を通して身に付けることで、レベルアップできるのだと、ポジティブに捉えてはどうでしょうか。

2-4. 臨床スキルの不安はその後のキャリアプラン次第

看護師の臨床スキルが身につかないことから、他に転職できなくなってしまうなどの不安がある方は、まずは今後のキャリアプランを考えることから始めましょう。

将来的に、急性期病院でバリバリ仕事をしたい、そういう可能性がある方は、なるべく早く医療の最前線に戻れるように転職を考えるべきです。

ですが、そうではない方であれば、転職に対するハードルはそこまで高くはないかと思います。

また、昨今、看護師は売り手市場で今後も続くことが予想されます。どの職場も人手不足なため、転職できなくなってしまうということはありません。

どちらかというと、今の職場を日々懸命に勤めること、そういった姿勢の方が転職時は評価されたりします。


4. 健診センターの看護師からのおすすめ転職先

3章では対処方法について説明しましたが、やはりそれでも、健診センターの看護師を辞める決意をする場合もあるはずです。

転職する際は、自分が何をやりたいのかを第一に転職活動することだと思います。

とはいえ、悩んでいる方にとって、参考までにおすすめの転職先は知っておきたいものかと思います。

健診センターに勤務されている方は、ワークライフバランスを重視される方も多いかと思いますので、ここでは、近しい働き方ができるような、おすすめ転職先を紹介します。

4-1. 外来看護師

外来看護師も夜勤なく、働きやすいかと思います。

仕事内容は、医師の診察サポート、療養相談・指導、事務業務などが挙げられます。

また、健診センターで行っていたスキルがあれば、特にスキル面では困ることはないでしょう。健診センターで接遇対応や、テキパキと仕事を行うことに慣れているのであれば、ギャップも感じにくいかと思います。

参考URL:病棟勤務と何が違う?外来看護師の仕事内容・悩みなど徹底紹介

4-2. 訪問看護ステーション

訪問看護ステーションもおすすめ転職先の一つです。

訪問看護の対象者は、内科疾患から整形外科疾患、脳血管疾患、神経難病などなど、ほとんど全ての疾患の方を対象とし、急性期病院からの退院直後の方や、ターミナルケアの方など、その状態も様々ですが、訪問では、病院のような高度な医療処置は行うことはありません。

健診センターとは違い、一人一人のご利用者さんと関わる時間が格段に長くなり、より近い存在で支えることができます。そんな人と人との関わりの中で仕事をしたい方には最適かと思います。

訪問は様々な看護師としての経験値がないとできないと思われている方が多いかと思いますが、そんなことはありません。

最近では訪問看護を運営する事業所によっては、未経験者にも丁寧に教育をしてくれる職場があります。

訪問看護に興味のある方は下記記事をご参照ください。

参考記事: 実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!


5. まとめ

健診センターの看護師が辞めたいと思う理由やその対処方法などについて紹介してきました。

健診センターの看護師が辞めたいと思う理由は以下の4つです。

  • 単調作業が苦痛
  • 早く正確な採血が求められてプレッシャー
  • 受診者への接遇対応が合わない
  • 看護師の臨床スキルが身につかない

それぞれ対処法はありますが、それでも健診センターでの看護師に適性が感じられないのであれば、転職も検討してみましょう!

 

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