訪問看護はやりたいと思うならオススメ!その理由と気になる質問5選

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訪問看護はやりたいと思うならオススメ!その理由と気になる質問5選

訪問看護をやりたいと思って諦めている方はいませんか?

特に「キャリアが足りない」「周りが反対している」などで二の足を踏んでいる方も多くいると思います。しかし、訪問看護は看護師業界の中でも人数が増えており、新卒や未経験も活躍している仕事になります。やりたいと思った「今」こそオススメ出来る理由があります。

病院と訪問看護において医療処置などは基本的に大きな変わりはありません。違いとしては、病院は治療をメイン、訪問看護は生活の質を高めることをメインにしていることです。
訪問看護は、情報が少ないのでイメージがつきにくいかもしれませんが、患者さんの声がダイレクトにくることや、介入できる時間が長いことが看護師としての大きなやりがいにはなります。

もしご自身の目指す看護観が合えば挑戦できる職場環境になっています。訪問看護がやりたいと悩んでいる方に、イメージがつき参考になれば幸いです。

採用情報

1 訪問看護はやりたいと思っているならオススメ!

訪問看護に挑戦するときに多くの看護師が考えてしまうのは「今の自分ができるのか?」になります。答えはやりたいと思っているならオススメです。

理由としては訪問看護師数は年々増えており、2020年には4万人を超えています。


経験年数を問わないステーションや新人看護師を受け入れるステーションも増えてきており就業環境も整ってきています。病棟と同じようにOJTも多くあったり、Eラーニングも増えてきており、できるようにしてくれる状況になっているのも理由の一つになります。

グラフ<引用:日本訪問看護財団「訪問看護アクションプラン2025」>

著者の運営する訪問看護ステーションリカバリーでも、20代看護師の活躍も多くなっており、ここ数年で市況は異なっているように感じます。
キャリアやライフイベントなどによって異なりますが、もし「やりたい」と思っているのなら、挑戦することをオススメします。


2 訪問看護に挑戦前に気になる5つの質問

訪問看護に挑戦したいと思っても、情報が少なかったりイメージができないため悩んでしまう方も多くいます。実習の時だけでの記憶では働く場面を想像できなく、諦めてしまう方もいるようです。

今回は訪問看護を「やりたい」と思ったときに気になる5つの質問にお答えしたいと思っております。

①仕事内容

②1日のスケジュール

③やりがい

④事前学習

⑤病院と訪問看護の違い

実際現役で働いている方の声も反映していますので、是非参考にして下さい。

2-1 訪問看護の仕事内容ってどんなもの?

訪問看護の業務は多岐に渡りますが、基本的には医師の指示書を元に訪問看護計画書に沿って対応します。

また会議保険であればケアマネージャーの策定するケアプランを元に計画書を作成します。主な業務は以下になります。

病状の観察
(病気や障がいの状態、血圧・体温・脈拍などのチェックをし、異常の早期発見)

在宅療養のお世話
(身体の清拭、洗髪、入浴介助、食事や排泄などの介助・指導)

薬の相談・指導
(薬の作用・副作用の説明、飲み方の指導、残薬の確認など)

医師の指示による医療処置
(点滴、カテーテル管理(胃ろう、尿留置カテーテルなど)、インシュリン注射など)

医療機器の管理
(在宅酸素、人工呼吸器などの管理)

床ずれ予防・処置
(床ずれ防止の工夫や指導、床ずれの手当て)

認知症・精神疾患のケア
(利用者と家族の相談、対応方法の助言など)

介護予防
(健康管理、低栄養や運動機能低下を防ぐアドバイスなど)

ご家族等への介護支援・相談
(介護方法の助言。病気や介護の不安の相談など)

在宅でのリハビリテーション
(拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練など)

ターミナルケア
(がん末期や終末期を自宅で過ごせるよう支援)

患者さんとご家族の希望と状況に合わせて、医療的視点と患者さん目線の両面からのアプローチが大事な仕事になります。

2-2 訪問看護師のスケジュールってどんな感じ?

訪問看護では基本的に1日5件前後の訪問を行い様々な患者さんのケアを行います。

当社でのある看護師の1日のスケジュールを記載しました。日によって軽症度、重症度や処置が異なるのが魅力の一つにもなります。

<看護師の1日のスケジュール>

9:00~9:15

朝礼、利用者様の情報収集、指示書やケアプランの確認

9:15~9:20

移動(都市部では電動自転車やバイク、地方都市は車になります)

9:20~10:20

訪問1件目

ALSのご利用者様の清拭や気管切開部の処置など清潔動作メインの介入
時間があれば爪切りや髭剃り、足浴なども行います。

10:20~11:00

移動しつつ、早めに着くこともあるので、スマホにて1件目のカルテの入力

11:00~12:00

訪問2件目

脳幹出血後の要介護5の寝たきり患者様の排泄介助、摘便
口腔ケアと昼食の経管栄養の注入

12:00~13:30

事務所に戻ってからの昼食(休憩60分)
時間がなければ外で食事を取ることもあります。

13:30~14:00

訪問3件目

糖尿病の方の血糖測定と週一回のトルリシティ注射の実施

14:00~14:30

移動、利用者様の状態をご家族に報告

14:30~15:30

訪問4件目

要介護1の方の入浴介助、皮膚状態の観察、内服管理

15:30~16:00

移動、医師への報告

16:00~17:00

訪問5件目

ターミナルの方への創処置、足浴、バイタル管理

17:00~18:00

移動後、事務所にて残った記録の入力
同僚との情報共有、終礼

18:00~

帰社あるいは残業がある場合は申請して報告書などの作成

<利用者様の情報収集> 

スタッフの写真

<バイタル測定>           

看護師の写真

2-3 訪問看護のやりがいとは?

訪問看護の1番のやりがいは患者さんやご家族からの温かい声がダイレクトに届くことです。

多くの患者さんを受け持つ病院ではできなかった、患者さんに寄り添う時間が多かったり、足浴や洗髪などニーズに合わせた時間が30~60分使えることが大きな魅力です。
1人に多くの時間を使え、フルに患者さんのケアに当たれ、その喜びを言葉で頂けるのが最大のやりがいと言えます。

緊急体制が敷かれているステーションではオンコールがありますが、基本的には日勤業務であるのも魅力になります。

病院や施設で感じない四季を訪問看護では感じます。ただ天候に左右されるので雨の日は普段以上に気合が入ります。患者さんの喜びの声もその分高いので充実度が高く、天候が悪い日をやりがいにしている看護師も少なくありません。

2-4 事前に何を勉強すべき?

訪問看護では様々な疾患を抱える患者さんを担当していきます。一概に疾患をとっても患者さんの状況によっても大きく異なります。

そのため、病気の勉強は実際に担当してから勉強し、個別性を重視したほうがよいケースが多くあります。

事前に勉強すべきは共通項目の保険制度の勉強になります。疾患によって介護保険か医療保険かでも異なります。保険での違いや厚生労働省の定める疾病など抑えておくと役に立ちます。

2-5 病院と訪問看護の違いって?

病院と訪問看護において医療処置などは基本的に大きな変わりはありません。1番大きいところは病院は治療をメインになりますが、訪問看護は生活の質を高めることをメインにしていることです。

在宅の場では主体が患者さんになりますので、感情や気持ちに起因されやすい傾向にあります。ただその分患者さんに使える時間も多いため、寄り添えるといった面では大きく異なります。

病院

訪問看護

看護の目的・考え方

治療(キュア)

生活の質を高める(ケア)

患者さんとの向き合い方

流れ作業の中で接する

患者さんにとって一番身近な医療者

患者さんと接する時間

じっくり向き合う時間の確保が難しい

週3回まで、週120分程度

連携する関係者

病棟内

職場や職種を越えた協力体制

看護助手の有無

看護助手のサポートがある

看護助手のサポートがない

看護師の足

歩いて患者さんのもとへ

電動自転車や自動車で患者さんのもとへ

医療器具・設備

器具・設備が整っている

自宅にあるものをなるべく使う

詳しく知りたい方は「 実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!」を参考にして下さい。


3 訪問看護が合う人、合わない人の特徴

性格的に関して訪問看護の合う、合わないは「訪問看護に興味ある人必読!訪問看護が性格的に合わない人の6つの特徴」に詳しく書いてありますが、根本的なものは2つになります。

・夜勤が合わなく、患者さんのケアを行いたい人

・経営や起業や数字に興味がある人

訪問看護は基本日勤がメインで、訪問業務はケアが中心になります。病院の夜勤が合わなくなったが患者さんへのケアをしたいと思う方には向いています。

また訪問看護は看護師3名から始められ、地域貢献したい看護師が想いを叶えるにはうってつけの仕事です。訪問看護に携わる場合少なくとも経営的な視点が求められることもあるため、将来的に考えている方には向いている仕事と言えます。


5 まとめ:訪問看護はやりたいと思っているならオススメ!

訪問看護は市場性や社会性も高まり、就業環境も整っているのでやりたいと思っているならオススメな働き方になります。

20代看護師も増えてきているので、キャリアや教育面で悩んでいれば解消できつつある業界になります。
全体としてはまだ少なく、情報もないため「やりたい」と思っている方に向けて「仕事内容」「1日のスケジュール」「やりがい」「事前学習」「病院と訪問看護の違い」の内容もまとめましたので、是非参考にして頂ければ幸いです。

少しでも看護師の皆様に訪問看護の実際がイメージできれば嬉しく思います。

訪問看護をやってみたい。やりたい看護がある。そう思う人こそリカバリーに来てほしい。

「自分の大切な人を看るように、利用者様やご家族と関わる」

訪問看護ステーション リカバリーは、創業からこの思いを持ち、
利用者様やご家族にとって「もうひとりの温かい家族」のような存在として、
在宅での療養生活をお手伝いさせていただいています。

「あなたが来てくれると安心する」
「おうちで過ごせてよかった」

1人でも多くの利用者様の「家に帰りたい」という思いを叶えるため、
「もうひとりの温かい家族」という思いに共感してくれる看護師の方、
わたしたちと一緒に働きませんか?

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