看護職賠償責任保険は加入するべき、目的別に選ぶおススメの3商品
転職の際に加入していた保険の更新はせず、その後保険加入に悩む方は多いはずです。
結論は看護師賠償保険は入るべきです。
理由は一つです。認定看護師や専門看護師を始め、看護師がどんどん専門性が高まっています。そのため、今までは医師にフォーカスが当たっていた部分が、看護師個人にも責任を問われるケースが増えているからです。
特定看護師を徐々に増やす国の方針もあり、社会的地位や評価が上がっている分、リスクも増えています。医療訴訟自体は年間800件前後で推移していますが、専門性が高まっている看護師だからこそ、保険には入るべきだといえます。<参考:医療事故情報センター>
筆者自身、病院経験8年以上あり、訪問看護を現在7年という経験がありますが、断言して言えます。
年会費や付随サービスが異なるため、目的によっても変わりますが、日本で1番看護師に選ばれているのは日本看護協会の保険になります。看護師が病院に務める際に自動的に入会することが多いことと、研修が会員価格でも受けられることが理由に選ばれています。
日本で一番補償が担保されているのが、メディカル保険サービスで1億円の対人・対物の補償がされています。Willnextは実質2,170円の保険料で手厚い保険に加入でき、一般社団法人日本看護学校協議会共済会にも入会できるお得な保険もあります。
私自身保険で悩む看護師に対してWillnextをオススメしています。理由は安いのに補償内容が充実しているためです。
当社の看護師や転職した友人などには毎回Willnextの説明をさせてもらっていています。是非皆さんの目的に合わせて参考にしてみて下さい!
目次
1 看護職賠償責任保険は看護師が自分を守るために加入する保険
看護業務を遂行する上で、他人の生命・身体を害したり、財物を損壊したり、プライバシー等人格権を侵害したために被保険者である看護師、准看護師、保健師または助産師が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償する保険になります。
看護師は医師の指示のもと主に医師の管理下で診療の補助を行っています。独立した専門職としての知識や技術が現在求められています。看護師ができる医療行為が増えているため、それに伴い危険な医療行為のリスクを看護師が抱えます。看護師として自分を守るために、看護師賠償保険が存在しています。
特に今回ご紹介するのは、人気がありオススメできる保険になります。
・日本看護協会「看護師賠償責任保険」
・メディカル保険サービス「看護職賠償責任保険」
・Willnext「看護職向け賠償責任保険」
2章以降で詳しく説明していきます。
2 人気No1は日本看護協会の保険
会員数が日本で最も多く私自身も新人時代に強制的に入らされた保険です。日本看護協会の加入が必須であり、同時に都道府県の看護協会にも入会しないといけません。年会費が日本看護協会で5,000円、各都道府県の看護協会の年会費が5,000円で1万円はかかります。その分、協会の勉強会には会員価格で参加できるのでセミナー参加の方にはお得かもしれません。
2-1 年間の保険料は驚愕の2,650円
スケールメリットがあるため、非常に安く2,650円しか年会費がかからないのでお得です。4月1日が年度の更新日ではありますが年度の途中でも加入は可能になります。初めての加入の場合、日本看護協会で入会費が1万円かかってしまいますが、1つ以上講習会に参加すれば元はとれます。多くの会員が入会しているのも魅力です。最新の医療情報やキャリアアップの看護師には最もオススメな保険になります。
2-2 充実の補償内容
対人賠償、対物賠償は勿論のこと、2020年より法律相談費用も加わりました。
補償内容 | 補償限度額 |
対人賠償 | 1事故5,000万円(補償期間中1億5,000万円まで) |
対物賠償 | 1事故100万円(補償期間中100万円まで) |
初期対応費用(うち見舞費用) | 1事故500万円(1被害者10万円) |
人格権侵害 | 1事故5,000万円(補償期間中5,000万円まで) ※支払限度額は、対人賠償の支払限度額と共有です。 |
法律相談費用 | 1事故10万円(補償期間中30万円まで) |
弁護士費用 | 1事故100万円(補償期間中100万円まで) |
法律相談費用に関してはハラスメントに関する弁護士相談費用になります。専用のコールセンターがあるため、迅速に対応は行ってくれます。また医療安全にかかわる出来事のも相談に乗ってくれます。
3 補償充実度No1のメディカル保険サービス
対人、対物事故に1億円もの補償を誇り、1番補償が厚い保険になっています。VIP用の病棟対応や富裕層が多くいる付近での訪問看護などを行う看護師に適している保険になります。
3⁻1 年間の保険料はちょっとお高めの5,640円
補償が1番手厚いだけあって保険料も1番高めに設定はされています。各月の1日から保険加入が原則ではありますが、月途中であっても加入の相談は行えます。
3⁻2 対人・対物の補償はなんと1億円
対人・対物事故の補償が1億円が最も手厚く充実しています。
補償内容 | 補償限度額 |
対人賠償 | 1事故につき:1億円(保険期間中3億円) |
対物賠償 | 1事故/保険期間中:1億円 |
人格権侵害 (下記は「対人事故」の支払い限度額の共有) | 1事故につき1億(保険期間中3億円) |
訴訟対応費用 | 1事故につき:1,000万円 |
初期対応費用 | 1事故につき:500万円 (うち、見舞費用は1被害者あたり10万円限度) |
かなり大きな補償になってはいますが、ここまで補償してもらえると安心して看護を行えること間違いないでしょう。
4 最も安いWillnextプラン
年会費が最も安く様々な特典もあるのがWillnextプランになります。一般社団法人日本看護学校協議会共済会への加入が義務となりますが、掛金に含まれています。福利厚生サービスも付帯されていて提携している施設に格安で泊まれるなど、保険以外のメリットが含まれているのが魅力的です。
4-1 年会費は最安値の100円
Willnextは補償額に合わせた、2,980円のAプラン、3,440円のBプランがあります。両プラン共、一般社団法人日本看護学校協議会共済会の年会費100円と共済制度運営費810円が含まれるため、最安値での加入が可能になっています。また、患者さんからの預かったものなどを紛失した場合に適応される、受託者賠償責任保険も付与されているので安心です。
4-2 補償金額は2つのプランから選択可能
Willnextは補償金額に合わせてプランを選ぶことができます。掛金を安く済ませたい看護師には最もオススメです。掛金は460円しか変わらないので、個人的にはBプランがオススメです。
補償概要 | Aプラン(年間掛金2,980円) | Bプラン(年間掛金3,440円) |
対人事故(基本契約) | 1事故5,000万円 | 1事故1億円 |
対物事故(使用経過年数に応じて) | 1事故・保険期間中50万円 | 1事故・保険期間中100万円 |
人格権侵害 | 基本契約に同じ(支払限度額については、対人事故(基本契約)と共有となります) | |
初期対応費用 | 1事故250万円(免責金額なし) | |
受託物 | 1事故20万円保険期間中1億円(免責金額なし) | |
鍵交換費用 | 1事故・保険期間中1,000万円(免責金額なし) | |
感染症見舞金制度 | 感染症に罹患し、入院・通院・自宅待機日数に応じて1~10万円 |
保険料の額に対しての年会費が最も安いので最初に検討してもいい保険の一つになります。
5 まとめ
看護職賠償責任保険は、専門性の高まる看護職にとって今後必須の保険になります。記事を読んでもらうとわかると思いますが、意外と安価でもあり、付随サービスの多い保険になっています。私自身も今までは必要性を感じなかったり、高額商品と思っていました。今回を機に私自身も保険の見直しを行っていこうと感じました。看護職の皆様の参考になれば非常に嬉しく思います!
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