看護師の結婚率は40歳までで約半数!今すぐ始めれる5つの相手を探す方法
内閣府が行った看護師のイメージについての世論調査によれば、「看護師」と聞くと、優しい、親切、頼れるというイメージが先行しています。(参照:内閣府_看護に関する世論調査)
このイメージからすると、看護師は結婚相手には困らない職業に思えるかもしれません。ですが、実際のところ看護師の結婚率は低いという統計調査結果が出ています。(参照:厚生労働省 年齢別未婚率・有配偶率 )
他方、離婚率については確かな統計調査結果はないものの、民間の会社が看護師を対象に行ったアンケート調査によると、離婚率が高いと思うと回答した看護師は全体の73.6%でした。(参照:HATARAKI NURSE)
つまり、看護師は結婚率が低く、なかなか結婚できないにもかかわらず、結婚した後の離婚率が高いということになります。
結婚生活だけがその人の人生の幸せを決めるわけではありませんが、この記事では、離婚しないことを幸せなことという考えにたって、結婚後も幸せな結婚生活を続けられるよう、本当に幸せになれる結婚相手を探す方法を紹介します。
焦らずじっくり相手を探したうえで結婚し、せっかく結婚したのなら、結婚後も自分が選んだパートナーと幸せな結婚生活を続けてもらいたいという思いで書きましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
1 看護師の結婚率は低い
まず、注目したいのは、一般的な結婚率を見ると、40歳までに72.4%の方が結婚しているのに対し、看護師の40歳までの結婚率は56.5%と低いということです。
(参照:厚生労働省 年齢別未婚率・有配偶率 )
世論では結婚相手として申し分ないイメージが並んでいるにも関わらず、結婚率は低いというのが現状です。2005年の国勢調査のデータを見てみると、一般女性は25~29歳で配偶者がいる割合は38.2%、30~34歳で62.7%、35~39歳で72.4%と40歳までにおよそ7割の女性が婚姻関係を築いているという結果になります。
他方、看護師の結婚率を見てみると25~29歳では24.3%、30~34歳では46.9%、35~39歳で56.5%という結果になり、40歳までに6割も満たない、半数と少しという結果となっています。
実際に現場で働かれている看護師の方々もこの結果を踏まえて考えてみると確かに結婚している人が少ない…と感じるのではないでしょうか。
2 結婚率が低い3つの理由
それではなぜ、看護師の結婚率が低いのでしょうか。それには以下の3つが考えられます。
2-1 職場が女性ばかり
近年になって男性看護師が増えてきたり、他職種連携を行う病院が増えてきたりと医師やリハビリ職など他職種の男性職員と交流する機会は増えていますが、やはり看護師=女性というイメージが強い通りで、職場は女性が多い傾向にあります。
厚生労働省の2020年の報告によると2020年時点での就業看護師の内、男性看護師数は104,365人で前調査の2018年と比べると約10,000人、割合にして約10%増加していますが、女性看護師は1,176,546人となっており、看護師全体に占める男性看護師の割合は約8%ほどです。人数に直すと、約13人に1人の割合ということになります。(参照:令和2年_衛生行政報告例_就業医療関係者_概況)
また、同職である看護師を男性として見られないという看護師も少なくありません。そうすると恋愛対象となるのは医師やリハビリのスタッフとなりますが、それでも診療科によって男性スタッフとかかわる機会はまちまちで、実は接点が多くないため、結果として職場は女性ばかりということになってしまうのです。
近年は医師もリハビリスタッフも女性が増えてきておりますが、その中でも医師においては女性の割合が年々増加しています。医学部入学者の約3分の1が女性となっており、今後ますます看護師の職場に男性の数は減っていくものと考えられます。(参照:厚生労働省_女性医師の年次推移)
2-2 経済力があるので、結婚の優先順位が低い
看護師という職業は年収が高い職業としても知られています。厚生労働省が発表した2021年賃金構造基本統計調査を基に分析すると、看護師の年収は約498万円とここ2年ほどは一般平均と比較してややも高い状況です。
年収 | |
看護師 | 498万円 |
一般平均 | 489万円 |
差額 | 9万円 |
498万円も稼いでいるとなると1人での生活は十分にやっていけます。水準の高い日常生活を送れることに加えて自分の好きなことに費やすお金も十分に残るのではないでしょうか。
このように経済基盤がしっかりとしている職業ですので、焦って結婚せずともまずは自分のやりたいことをやりたいという方も多く、これが結婚率を低くしている要因であると考えられます。
実際に、パートナーがいたり、男性との交友関係に事困っていなかったりしても自分のやりたいことにお金を費やしたいなど経済的な理由からあえて結婚をしない、結婚を後回しにしているという看護師も少なくないと思います。
2-3 不規則で体力がないと、婚活する体力が残ってない
看護師が働く多くの職場は交代勤務であり、日勤だけでなく夜勤をしなければなりません。不規則な生活は少なからず自身の体にも影響を及ぼします。
半世紀前から夜勤による心身の影響は研究されており、昭和医学会雑誌に掲載された「交替勤務が心身機能におよぼす影響」によれば、夜勤勤務をしていると疲労感は強く出るということが証明されています。
また、日勤においても常に体を動かしている職業であるため、その疲労感は強く出るものでしょう。それに加えて急患などにより自身の仕事量や仕事配分とは裏腹に残業をすることも多く、仕事の終業時間が読めないということもあります。
そのため、なかなか婚活をする機会を作ることができず、結婚の足が遠のいていくものと考えます。
前述したように男性との出会いが職場において少ないのですから、婚活などができなければ結婚のタイミングが遠のいてしまうのも無理はありません。
3 せっかく結婚したのに、離婚率が高い
結婚率が低く、やっと相手を見つけて結婚することができた!と安心してはいけません。実は看護師においては離婚率が高いということにも注目しておきたいのです。
厚生労働省が発表している2020年の人口動態統計によれば、日本人の離婚者数は193,253組み、人口1,000人当たり1.57組みの人が離婚をしているということになります。(参照:2020年_人口動態総覧の年次推移)
一方、看護師単独での離婚率を示す資料はありませんが、2005年と少し古い統計では、離婚をする夫婦の職業で最も多いのが専門職という調査結果がでています。
※参照:e-stat 人口動態調査 / 人口動態職業・産業別統計 離婚
また、民間の会社が看護師を対象に行ったアンケート調査によると、離婚率が高いと思うと回答した看護師は全体の73.6%でした。(参照:HATARAKI NURSE)
経済的に安定しており、職業としての需要も十分あるというところから離婚をしてもやっていけるため離婚に踏み切ってしまう方も少なくないと考えられます。
その他、離婚率が高い原因を詳しく書いたブログはこちらです。
『看護師の離婚率は高い?離婚しないための勤務先ランキングTOP5』
4 結婚率が低いからと焦って結婚しても離婚のリスクがあるため、あせらずじっくり幸せを探す方法5選
結婚はゴールではなく幸せのスタートです。結婚率が低いから早く結婚しなければと焦って結婚相手を探したところで結局離婚をしてしまっては本末転倒です。焦らず、幸せな結婚をつかむためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは以下の5つの選択肢を、結婚相手を見つけて幸せな結婚生活をおくっている看護師さんの体験談とともに提案します。
4-1 まずは職場内で探す
じっくりと幸せを探したいという方に1番おすすめなのが職場内で結婚相手にふさわしい相手を探すということです。同じ医療職であれば、まず何より看護師という職業を理解してくれています。交代勤務ですれ違ってしまうこと、年収についてもすべて理解できるでしょう。
また、職場にいて毎日顔を合わせられるので今すぐに行動を起こさなくてもまずは仕事の内容の会話、雑談などから、職場の飲み会というように少しずつ関係性をステップアップさせていくことが可能です。
看護師の働く職場には様々な職種の男性がいます。特に看護師に勧めたいのがリハビリの職種、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。
なぜおすすめかというと、まず男性が多いということです。特に理学療法は身体を駆使して患者さんをケアするため必然的に男性の方が多くなります。
次に看護師を尊重してくれる人が多いというところです。医師は今でこそ穏やかな方が増えてきたように感じますが、某医療ドラマのように看護師を顎で使うなんていう人も全くいないわけではなく、そもそも医師が忙しい職業であるため仮に結婚したとしてもさらにすれ違いの生活が想定されます。
理学療法士ですと男性側の働く時間は一定のため看護師に合わせてくれますし、看護師を尊敬、尊重してくれる人が多いため仕事を理解しもらいやすく、結婚をしたとしても互いに尊重し合えるのではないでしょうか。リハビリスタッフは20~30代の若い世代が非常に多く、世代が近い看護師であれば、話も合いやすく、仕事後に食事に行くなど親交を深める機会も多くあるでしょう。
実際に病棟の忘年会でスポーツ観戦など共通の趣味があることから話が盛り上がりお付き合いに至ったというカップルも多く見ます。
4-2 旧友などから候補を見つける
職場内で探すという方法をご紹介しましたが、やはり職場によっては男性の人数が圧倒的に少ない、男性がいたとしてもその多くが既婚者というところも少なくありません。
そんな方には旧友に注目してほしいです。中学校、高校、あるいは学生時代のアルバイト先などで共に過ごしてきた友達や仲間は看護師としてではなく一個人としての自分を理解してくれているはずです。
そのため、看護師という色眼鏡で見られることなく、良いパートナー関係を築けるのではないでしょうか。
結婚相手として考えるのではなく久しぶりの再会、交流をするという名目で気になる友人に連絡を取ってみるのも手です。
実際に、看護師になってから連絡を取ったことをきっかけとして付き合い、結婚したカップルもいます。異業種であるので医療のことを日常生活で話さなくて良いこと、看護師という色眼鏡で自分を見ないで本当の自分自身を見てくれるというところが結婚の決め手にもなったようです。
4-3 友人の紹介
自分のことを良く知っている友達からの紹介も良い結婚相手を探す近道になるのではないでしょうか。
合コンなどですと知らない者同士が突然交流しなければならないため、人見知りの方にとっては気を使いつかれてしまうもの。また、合コンは交際をするということを前提で参加されている方が多いので、まだそんなに発展を考えていないという方にとっては苦痛かもしれません。
友達の紹介であれば友達関係からスタートさせることもできますし、何より友達が間に入って仲を取り持ってくれる可能性もあります。
忙しくて自分から一歩を踏み出すのが難しい、でも結婚相手を探しているという方におすすめです。
実際に友達の紹介で出会い、結婚まで発展する看護師は多いです。
前述した学生時代の友達の紹介が圧倒的に多く、次いで職場の仲の良い人やその人の夫の知り合いなどが多いようです。やはり身近な人が紹介してくれたということは安心ですよね。
4-4 幸せな場所に出会いはある!
年齢を重ねると増えてくるのが友人の結婚。そこで呼ばれるパーティーには必然的に出会いがあるものです。
特に二次会などカジュアルなパーティーでは、話していたら自然と仲良くなれるなんて言うこともあるかもしれません。
そこですぐに職業を明かさなければ看護師としてではなく一個人として見てもらえるかもしれません。
忙しくて結婚式はすべて断ってきたという方は、シフトを調整し、幸せのおすそ分けをしてもらうという感覚で行くことをおすすめします。
実際に偶然休みを取っていった結婚式の二次会で出会い、結婚に至ったという方もいるようです。もちろん、お付き合いするぎりぎりまで看護師であるということは伏せて置き、素の自分を見てもらっていたようです。
4-5 自分のやりたいことをやりきる
結婚したいと漠然には考えている、けれど相手を探す気もなくやりたいことはあるという方はまずやりたいことをすべてやり切りましょう。
その先に出会いがあるかもしれません。何よりやりたいことを中途半端にしたまま結婚まで進んでしまえばもしかしたら後々後悔をして離婚という結果に結びついてしまうかもしれません。
お金も時間も自分のために自由に使えるうちにやりたいことをやりきりましょう。自分のやりたいことをやっている女性はいきいきと輝いてみえ、もしかしたら男性が寄ってくるかもしれません。
実際に、周りはどんどん結婚してしまうが自分にはしっくりくる相手がいないと、婚活をやめ、その時間を認定看護師の資格取得に充てた方は、認定看護師の資格を取るために通学していた学校で出会った男性看護師と結婚したという方もいます。また、ケアマネの資格を取るためにカフェで毎日勉強していたところ、毎日カフェに通っていた男性に一目ぼれをされて結婚に…なんていうドラマチックな展開を経験した看護師もいます。
5 まとめ:あせらずじっくり相手を探して幸せな結婚をしよう!
結婚率が低い職業ですが、そんな中でも結婚をして、幸せな家庭を築いている方はたくさんいます。離婚率が高いことを考えると、結婚という2文字に焦らず、踊らされることなく自分にできる方法でじっくりと結婚相手を探してみてはいかがでしょうか。
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