眼科看護師が辞めたいと思う理由を徹底解説【おすすめ転職先まで紹介】
看護師の転職先の一つ、眼科。
その勤務先の多くが、外来やクリニックでの勤務のため、夜勤もなく休みもとりやすいことから、病棟勤務をやめたい、ワークライフバランスを重視したい看護師には選択肢の一つになります。
また、病棟勤務と比較して身体介助がほとんどなく、身体的な負担が少ないことも魅力の一つです。
参考URL: 眼科での看護師の仕事とは?転職前に知っておくべき眼科看護師の全て
一方、働きやすさに惹かれて、眼科看護師として働いてみたものの、自分には合ってないのではないかと悩む方もいるのではないでしょうか。
「このまま続けるべきなのか、辞めるべきなのか。。。」
「眼科看護師をした後の転職は上手くいくのか。。。」
この記事に興味を持った方は、実際に眼科看護師を辞めたい気持ちはあるものの、さまざまな思いの中でどうすべきか悩まれているのではないでしょうか。
本記事では、そんなあなたのために、眼科看護師が辞めたいと思う理由やその対処方法の紹介、どういう場合は辞めるべきか、辞める場合のおすすめ転職先について紹介していきます。全て読めば、今悩まれていることに対する答えを見つけることができるでしょう。
1 眼科看護師が辞めたいと思う理由
眼科看護師が直面する辞めたいと思う理由は以下です。
- 看護師としてのやりがいを感じにくい
- 看護師としての医療スキルへの不安
- ルーティンワークに苦痛を感じてしまう
- 給料が安い
それでは紹介していきます。
1-1 看護師としてのやりがいを感じにくい
眼科看護師はその職場によっては、看護師ならではの業務、例えば、患者さんのケアや、採血、点滴、注射などがほとんどないため、看護師としてのやりがいを感じにくいです。
眼科看護師の仕事内容は、手術がないクリニックの場合、医師の診察サポートや基本的な看護業務、検査業務、人員によっては受付事務も行います。
受付事務や視能訓練士との業務内容が変わらず、看護師としての存在意義に疑問を持ってしまう方もいるかと思います。特に手術を行わず、視力検査や投薬などでの眼科治療がメインの職場の場合は、特にそのように感じられるかもしれません。
*視能訓練士:主に視力検査や眼圧検査などの検査を行うことができる資格
眼科看護師の仕事内容などについては下記を参照ください。
参考URL: 眼科での看護師の仕事とは?転職前に知っておくべき眼科看護師の全て
1-2 看護師としての医療スキルへの不安
看護師としての医療スキルへの不安から辞めたい気持ちになることがあります。
1-1でもお伝えしましたが、看護師ならではの業務が少ないことで、一般的な看護師としての医療スキルを身につける機会はほとんどありません。
眼科看護師はその特殊な専門性のため、そのスキルが他の科ではあまり行かせないのではとも考えがちです。
看護師としての経験年数だけ上がっていく一方で、医療スキルが上がっていないと、眼科看護師以外ではできないのでは、、
そんな不安や焦りから、辞めて転職した方が良いのではと考えてしまいます。
1-3 ルーティンワークがつまらない
眼科看護師の仕事は、基本的にルーティンワークです。外来では多数の患者さんに対応するため流れ作業になりがちで、毎日同じことの繰り返しになります。
人によっては、ルーティンワークの方が気持ち的に安心して仕事に打ち込める方もいますが、そうではない性格の方であれば、日々物足りなさを感じてしまうでしょう。
1-4 給料が安い
給料が安いことも辞めたい理由に挙げられます。
もともと病棟看護師として勤務していた方にとっては、夜勤手当や残業手当がなくなる分、安くなります。眼科看護師の月給は、ネット上での求人を確認したところ、おおむね20万円弱から、高くて35万円ほどとなっています。病棟看護師の時に、もっと給料がよかった人にとっては、物足りなく感じてしまうかもしれません。
2 眼科看護師を辞めるべきかの3つの判断基準
1章では、眼科看護師を辞めたいと思う理由を紹介しました。
単に眼科看護師での仕事に対して辞めたいという気持ちだけでは、本当に辞めて転職活動すべきかは悩ましいものです。
この章では、辞めるべきかどうかを判断できるように、アドバイスを3つお伝えします。
2-1 やりたいことがある場合はすぐに転職
他にやりたいことがある場合は、今すぐにでも転職活動を行うべきです。
眼科看護師の仕事が合わなくてやめたい気持ちがあれば、迷っている場合ではありません。今、眼科看護師として働いている時間はもったいないと思います。
やりたい分野にエネルギーを費やしましょう。
2-2 プライベートの優先の場合は続ける
もともと仕事よりもプライベート優先の場合は、そのまま続けましょう。
仕事がつまらないのであれば、プライベートを充実させるように思考を変えていくことが大事です。
眼科看護師の多くは、眼科看護師としての働きやすさを重視して転職されているかと思います。
仕事内容についてネガティブなものに目を向けるのではなく、眼科看護師の働きやすさや、それで得たプライベートの充実に目を向けた時に、現状がある程度仕方ないと思うことも少なくありません。
子育て中の方であれば、子供との時間をより大事にすることや、読書や映画鑑賞などの趣味の時間に費やすのもいいでしょう。
一点、プライベートをどう充実させるかは人それぞれですが、お金をあまり使わない趣味などの方が良いでしょう。と、いうのも眼科看護師は給料が高いわけではないからです。
プライベートでお金がかかる場合は、眼科看護師としての働きやすさを諦めて、もっと給料がいいところへの転職が良いかもしれません。
2-3 仕事を充実させたい方は転職をおすすめ
やりたいことが明確ではないけれど、もっと仕事を充実させたい気持ちが強い方は転職をおすすめします。
プライベートは充実したけれど、1日のうち、大半は仕事の時間。
やはり仕事の時間をある程度充実させたい方、眼科看護師の仕事が合わないと感じる方は、転職をしましょう。
次に章では、眼科看護師の転職活動前に行うべきことをご紹介します。
3 眼科看護師からの転職活動で考えるべきこと
眼科看護師を辞めて転職をする決断をされた方は、次にどういったところへ転職すべきかを考えることでしょう。誰しも、転職は何度もしたくはないはず。次は絶対に失敗したくはないでしょう。
3-1 辞める理由を明確にして転職場所を絞る
眼科看護師をなぜ辞めるのかを明確にすることで転職先の候補を絞ることができます。
例えば、看護師ならではの業務がなくて、看護師としてのやりがいを感じにくいことが一番の辞めたい理由であれば、転職先の候補としては、急性期病院の病棟看護師が挙げられます。
逆に、辞める理由が不明確では、次の転職先でも同じような失敗をする可能性があります。
3-2 転職先は教育体制が整っているところを重視する
眼科看護師を辞めて、新しい分野に転職する場合、教育体制が整っているかどうかを最も大事なポイントとしましょう。
眼科看護師としての経歴が長い方であれば、看護師としての処置のスキルについて自信がないことも無理はありません。
教育や指導の体制が不足している病院に転職すれば、慣れない医療処置でも、経験年数からできて当たり前と見なされて、フォローが少ない状態で行わなければならないことが考えられます。
場の雰囲気で、自信がないことを相談しにくいと思いますし、仮に相談しても
「こんなこともできないの?何年看護師やっているの?」
など、こんな風に揶揄されてしまうかもしれません。
教育体制がしっかり整っている病院であれば、経験不足の看護師に対してもある程度理解を持って対応していただけると思います。
特に、眼科看護師としての勤務が長い方で、今まで経験のない分野に進もうと考えている場合は、教育体制について重視していきましょう。
4 眼科看護師からのおすすめ転職先
眼科看護師を辞めて、やりたいことがある方は転職先は絞れているでしょう。
一方で、まだ転職先の候補が漠然としている方は、参考としておすすめ転職先は知っておきたいでしょう。
夜勤が難しくて眼科看護師になられた方が多いかと思います。
夜勤無しの職場については、下記でまとめられています。
参考URL:看護師として夜勤無しで働きたい!夜勤無しの職場・年収を徹底解説!
本章では、その中でも眼科看護師からの転職先でおすすめのものをご紹介します。
4-1 給料を上げたい方は美容ナース
日勤帯のみの看護師の仕事の中では、美容ナースはもっとも給料が高い職場の一つです。
美容ナースの働き場所は、美容皮膚科と美容整形外科の2つに大別されます。
美容皮膚科は注射やレーザー機器を使用した、美白や脱毛、アンチエイジングを主とし、美容外科は、二重の整形や鼻を高くする降鼻術や脂肪吸引などの外科的手術を主とします。共通する仕事内容は「カウンセリング」と「診療の補助」になります。
美容に興味がある方に特におすすめです。
ノルマがあるため、ルーティンワークである眼科看護師とは異なり、張りのある毎日を送れるかもしれません。
一方で、クリニックによっては、厳しいノルマが課せられていることもあります。達成するとインセンティブをもらうことができますが、達成できなければ思っているような収入を得られない可能性もありますので注意ください。
美容ナースについての詳細については下記を参照ください。
参考URL:美容ナースの2つの働き方の違いと、転職する前に知るべき4つのこと
4-2 看護スキルを上げたい方は訪問看護師
今よりも看護スキルを上げたい方は、訪問看護師になることをお勧めします。
訪問看護の対象者は、内科疾患から整形外科疾患、脳血管疾患、神経難病など、ほとんど全ての疾患の方を対象としていますので、看護師として幅広くさまざまな経験やスキルを身につけることができます。
訪問看護を運営する事業所は様々で、未経験者にも丁寧に教育をしてくれる職場もありますので、事業所選びは大事に行いましょう。
一方で、移動は都心部であれば電動自転車、それ以外であれば車での移動のステーションが多いため、眼科看護師の時と比べて体力は必要になります。
また、ステーションによっては、夜間のオンコール対応をしなければなりません。担当する頻度や緊急訪問の頻度などは、ステーションによって異なりますが、転職の際には確認をしましょう。
訪問看護に興味のある方は下記記事をご参照ください。
参考記事: 実際働いた私が訪問看護の仕事内容を病院と比較しながら徹底解説!
5 まとめ
眼科看護師が辞めたいと思う理由や実際に辞める場合の判断基準などを紹介してきました。
看護師としてのやりがいを感じにくいことや、ルーティンワークというのが眼科看護師の辞めたい理由に挙げられます。
眼科看護師の働きやすさを重視して転職されたものの、眼科看護師が合わなく、やはり仕事を充実させたい気持ちが強くなった場合は転職をおすすめします。日勤帯のみのおすすめの看護師の仕事では、給料重視ならば美容ナース、看護師として幅広くさまざまな経験やスキルを身につけたい方は訪問看護師をおすすめします。
コメント