看護師のスケジュール帳はどれがいい?おすすめアプリ・手帳を紹介
スケジュール管理は社会人の基本。
夜勤やマルチタスクが当たり前の看護師にとって、スケジュール管理ツールは必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
しかし、不規則な勤務形態である看護師の方には一般的なスケジュール帳や管理アプリは物足りなさや使いづらさを感じるかもしれません。
看護師の方には看護師向けのスケジュール帳やアプリがおすすめです。
これらは看護師向けということもあり、シフト管理やメモ欄・看護知識のページも充実しているためです。
シフトとプライベートのスケジュールを簡単に管理・共有したい場合はアプリ、業務中に手早くメモをとったり看護知識などを確認したい場合は手帳タイプがおすすめです。
ここでは看護師の方におすすめなスケジュール管理アプリ・手帳について、メリット・デメリットを交えながらご紹介します。
スケジュール帳の買い替えや今の管理方法に不便さを感じている人は是非最後まで読んでみてください。
目次
1 スケジュール帳はアプリと手帳、どっちがいい?
スケジュール帳はアプリと手帳のどちらがいいのか。これはご自身の労働環境と好みによって分かれます。
スマートフォン端末などのアプリであればワンタッチで確認することができますし、記載枠にもかなりゆとりがあります。また、通知機能などを使えば予定の入っている時間前にリマインダーが流れるので便利です。
一方で手帳を使う場合は電子機器厳禁の場所であっても使用することができ、「手書きする」ということでアプリ記載よりも更に強く記憶することができます。
ここではスケジュール帳の特徴を踏まえたメリット・デメリットをご紹介するので、皆さんが購入する際の判断材料にしていただければと思います
1-1. アプリのメリット・デメリット
スマートフォンやPC等で簡単にスケジュール管理ができるアプリ。特に現代ではペーパーレス化の動きも医療業界で活発化しており、カルテや患者様情報の入力もすべて電子という施設が増えてきております。
訪問看護ステーションや有料老人ホーム等ではスタッフ一人ひとりに社用端末を配布しているところも多いのでは?
【メリット】
・リマインド通知が来るので予定を忘れない
・同期すれば他の端末からも利用できる
・アイコンやボタンプッシュだけで記載ができる
・誰でも読みやすく管理できる
・他のスタッフへの共有が行いやすい
・手帳を買うより安い
【デメリット】
・電子機器の持ち込みができない現場では使えない
・アプリの形式に沿った入力方法になるため自由度は低い
・アプリのトラブルやネット環境の不備などの理由で、急に使用できなくなる場合がある
リマインド機能を使いたい人や、チームで全体で情報共有するにはやはりアプリがおすすめです。
1-2. 手帳のメリット・デメリット
直接書き込むタイプのスケジュール帳はシーンを選ばず使用できます。
電子機器の使用ができない現場や業務中にメモを取るシーンの多い人は手帳タイプのスケジュール帳がおすすめです。
アプリの場合は一覧で表示される文字数に制限がありますが、自分で書き込む手帳タイプであれば必要項目はすべて書き込むことが可能です。
【メリット】
・手書きのほうが記憶に残りやすい
・電話しながら書き込める
・ビジネスシーンでも使える
・データが消える心配がない
・情報漏洩リスクが低い
【デメリット】
・定期的な予定もすべて転記しなくてはいけない
・スペースに上限があるため追加や変更があった場合に見づらくなる
・買い替えなどコストがかかる
患者さんと対面している時間が長く、サッと取り出して書きたい人や、自分で決めたルールで書いたほうが記憶しやすい人、これまでのスケジュールや書き込みを読み返す機会が多い人は手帳型のスケジュール帳がおすすめです。
1-3. アプリと手帳の併用
シフトやスケジュール管理はアプリで十分だけど、さっとスマホを取り出せないときのメモ書きやスケジューリングにも対応したい。そんな人はアプリと手帳の併用がおすすめです。
併用する際のポイントは、アプリかスケジュール帳のどちらかを看護師向けのものにすることです。
看護師向けのアプリやスケジュール帳はどうしてもサポート的機能が多いため、どちらも看護師向けのものを使うことはあまり効率的とは言えません。
見やすくシフト管理をしたい人はアプリを、知識面でのサポートがほしい人はスケジュール帳を看護師向けにすると良いでしょう。
2. 看護師のスケジュール管理 おすすめアプリ3選
ここではアプリ管理派の方におすすめのアプリをご紹介いたします。
次の3つのアプリは看護師の方向けなので、是非チェックしてみてください。
2-1. ナスカレ≪ナースカレンダー≫
ナスカレは「看護roo!」でお馴染みの人材紹介会社クイックが提供する無料アプリです。
看護師向けのコンテンツを多く手掛けているだけあって、シフト表の作成や共有が簡単にでき、大変人気です。
自動バックアップ(※)やシフトのLINE送信も可能です。
※会員登録が必須(完全無料)
2-2. シフトナ〜シフトで働く看護師(ナース)の勤務表アプリ
シフトナではシフト表作成の他に、同じシフトで働くスタッフ間での情報共有やメモの作成、予定別のプッシュ通知設定ができます。
大変シンプルな作りながら、ログインや会員登録不要で利用できるのも魅力の一つです。
2-3.シフト勤務カレンダー
シフト勤務カレンダー動作が軽く、先の2つのアプリ同様に簡単にシフト作成ができるだけでなく、複数の勤務時間パターンの作成が可能です。
ダッシュボードで当月の勤務状況の確認や、総勤務時間の計算も行ってくれるので、パートやアルバイトの方は簡単な給与計算もできます。
3. 看護師のスケジュール管理 おすすめ手帳3選
こちらでは看護師向けに作られた手書き対応のスケジュール帳をご紹介いたします。
前述のアプリ同様、どれも使いやすさや高いリピート率で有名なものなので是非一度チェックしてみてください。手帳タイプは何月始まりなのかも重要なチェックポイントになるので気をつけましょう。
3-1. ナースお守り手帳
ナースお守り手帳は看護師・看護学生と一緒に毎年リニューアルされているスケジュール帳です。
4月始まりで翌年4月までのスケジュールの書き込みが可能です。
その魅力はなんと言っても収録されているコンテンツのボリュームと見やすさにあります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報リンクなど最新コンテンツの追加だけでなく、看護職の倫理綱領や他のどのスケジュール帳にもないレベルの資料集で100ページは超えているのに、180度に開きやすく改良されています。
また、ホームページからは追加コンテンツのダウンロードが可能で、自分好みにカスタマイズすることも可能でです。
3-2. ナースダイアリー
ナースダイアリーはポケットサイズで持ち運びやすく、女性らしくも落ち着いたカラー展開で販売当初から根強い人気があります。
12月始まりで翌々年4月まで使えます。
見やすいシフト表や医学用語集、看護師として働く上で覚えておきたい基礎知識が内蔵され、幅広い年代の人が継続して使いやすい仕様と言えるでしょう。
3-3. ユーキャンのナース実用手帳
ユーキャンのナース実用手帳はナースダイアリー同様ポケットサイズ(文庫本と同じサイズ)で看護の基礎知識の他に介護保険についてや心電図、代表的な薬剤名と副作用についての解説なども掲載されています。
新人ナースだけでなく異動で全く畑違いの病棟勤務となってしまった人にも心強い味方になる一冊です。
4. まとめ
一概に「アプリがいい」「手帳がいい」と言うことはできません。どちらも日々新しいものが開発され、ユーザーの様々なニーズに合わせた商品が増えました。
スケジュール管理で一番大切なのは、継続して管理ができるようになることです。
特に不規則な勤務形態に偏りがちな看護師は予定が組みづらく感じることもあるでしょう。
仕事とプライベートの両方を充実させるためにも、自分で無理なくできる管理方法を身につけましょう。
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