仕事ができない看護師を卒業するために今日から始めるべき3つの行動

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仕事ができない看護師を卒業するために今日から始めるべき3つの行動

体力的にも精神的にも疲弊してしまう看護師の仕事。

経験年数が増えるにつれ、「もしかしたら自分は人よりも仕事ができないんじゃないか」という疑念が確信に変わってしまうことがあります。

この「人より仕事ができない」という感情はパフォーマンスを低下させ、さらなるミスや自己嫌悪を引き起こしてしまいます。

看護師1年目はある程度ミスをしてしまっても「新人だから」で許されている部分もあり、ほとんどの看護師は新人時代に多くの失敗や周囲との摩擦により看護師として自立します。

では、看護師として自立できなかった、いわゆる「仕事のできない人」というのはどこで生まれてしまうのでしょうか。

明確な答えを出すことはできませんが、仕事のできない人には年代や性別、経験年数を問わず3つの問題点を抱えていることが非常に多いです。

今回は仕事ができない看護師が抱える3つの問題と、どうやったらそれを解決できるのか、すぐに現場で実践できる解決方法について説明します。

新人看護師の方にも簡単に実施できるものばかりなので、もし自分の仕事におけるパフォーマンスで悩んでいる場合は最後まで読んでみてください。

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1.「自分は人よりも仕事ができない」と悩む看護師に潜む共通点3つ

自分は人よりも仕事ができないと悩んでいる看護師に当てはまることは次の3つです。

・周囲とのコミュニケーションが苦手

・うまく時間を使えない

・仕事をする理由が明確でない

この3つの共通点は人事評価の基準となることが多く、それだけ病院や施設はこの3つを重要視していると言い換えることができます。

ここではこの3つの悩みについて、どういった点が問題になっているのかを説明いたします。

1-1 周囲とのコミュニケーションが苦手

看護師の仕事は人の命に触れるため、どんなときでもチームワークが重要になってきます。

そんな中で、「仕事の報告・連絡・相談をしない」「話しにくい相手には必要最低限の会話で終わらせてしまう」といった人は周囲から見ても自分と良好な人間関係を築けない人として扱われてしまうでしょう。

プライベートなことまで話す必要はありませんが、医療現場では患者さんとの何気ない会話も大切な判断材料になることがあります。

ハードワークであるから気の強い人が多くなりがちな看護師の職場なので、はっきりとした主張のできない人は相手からも苦手意識を持たれてしまいます。

1-2 時間をうまく使えない

毎日ぎっちりの予定をこなさなくてはいけない看護師にとって、時間の使い方は非常に重要なポイントです。

突発的な仕事で残業が増えることも多々ありますが、その中でも時間の使い方が上手でない人は作業量の割に残業ばかりしているというイメージを持たれ、「仕事のできない人」扱いをされます。

集中すると周りの声が聞こえなくなったり、気になったことをその場で解決しないと頭が切り替わらない等、正確性と俊敏性を求められる現場では非常に仕事のやりづらさを感じます。

1-3 仕事をする理由が明確でない

仕事に対する目的意識や、なぜ働く上で看護師としての道を選んだのかを明確に言えない人は惰性で仕事をしている部分があるので自発性を発揮することが難しいです。

特に医療職に足を踏み入れる人は憧れや強い目的意識を持っていたり、患者さんの笑顔をやりがいとしている場合が非常に多いです。

なので、そういった看護師として・医療職としてのプライドやモチベーションの高い人にとっては、目的意識の低い人は問題解決に取り組む姿勢が甘いように見え、結果として「仕事ができない人」と認定する心理が強いでしょう。


2. 仕事ができない看護師の共通点別解決策

看護師として働いていくのに難しそうに見える3タイプですが、それぞれ解決策があります。

・周囲とのコミュニケーションが苦手:一つでも自信をもって行える業務を身につける

・時間をうまく使えない:出勤時と休憩時に仕事の優先順位をつける

・仕事をする理由が明確でない:まずはプライベートの充実を図る

この3つの項目を見て、おそらく多くの人は「新人教育じゃあるまいし」と思うかもしれません。

しかし、実際に経験年数の割に「仕事のできない人」というのは最初でつまずいてしまっていることが多いのです。仕事ができないとされているのに3年、5年と続けられていることを考えると、努力はできる傾向にあるのではないでしょうか。

ここでは抱えている問題別の解決策について説明していきます。

2-1 周囲とのコミュニケーションが苦手:一つでも自信をもって行える業務を身につける

コミュニケーションに強い苦手意識を持つ人の多くは、不特定多数に対して過度な劣等感や緊張感を抱く傾向があります。

そういった人に実践していただきたいのが、「1つでもいいから自信を持って行える業務を身につける」ということです。

自信のない人にありがちなのが「判断・決断するのが苦手」です。看護師の仕事では特に求められる力であり、それが欠けているのは致命的ともとられます。

職場では判断力や決断力が求められる中、手技に自信がないから思うように動けないという状況に心当たりのある人も多いでしょう。

特に医療現場では経験年数に比例して求められる技術や知識は大きくなります。かなり実力主義な世界なので、一つでも自信を持てるポイントがあるというのは大きな安心感にも繋がります。

2-2 時間をうまく使えない:出勤時と休憩時に仕事の優先順位をつける

時間をうまく使えずに仕事を溜めてしまう人は、最低でも1日2回はタスクの見直しをするようにしましょう。

看護師の仕事は急な業務がたくさん降ってくるので、朝立てた予定はお昼ごろには崩れていることが多いです。

お昼休憩を取る暇もない!なんて人もいるとは思いますが、そんなときこそ一度立ち止まって、自分に割り当てられた仕事の全体の進捗を見直すことが大切です。

その繰り返しにより、急にふられた仕事に対しても焦ることなく優先順位をつけて取り組むことができるようになるでしょう。

2-3 仕事をする理由が明確でない:まずはプライベートの充実を図る

なんとなくで働いている人の多くはプライベートを疎かにしてしまいがちです。

特に夜勤のある職場で働く看護師であればプライベートな時間はほとんど寝て過ごしているなんて人も珍しくありません。

もちろん休息をとることは大切ですし、自分の時間をどのように使っても本人の自由ではありますが、自分の好きなことや趣味に時間を費やすことにより、生活にメリハリを持たせることはメンタル面からも非常に重要になってきます。

真摯に業務に向き合えるなら仕事はお金を稼いで豊かに暮らすための手段、くらいに割り切って考えてしまってもいいでしょう。


3. 同じ轍を踏まないために今日から始めるべきこと3つ

ここまで「仕事のできない人」に共通する3つのポイントと解決策についてお話しました。どれも一朝一夕で効果を得られるものではなく、実感するまでにはそれなりの時間を要することでしょう。

効果が見えないからといって安易にやめてしまうと、結局はこれまで通り「仕事のできない人」のままになってしまいます。

そういった事にならないためにも、ここでは3つの内面的取り組みについてご紹介します。

・しっかり自分を褒める

・勉強方法を見直す

・ミスや不明な点は必ず解決する

それでは1つずつ、実施する際のポイントを説明していきます。

3-1 自分を褒めることで内観する

まずは素直に、仕事をがんばった自分を褒める習慣をつけましょう。

どんなに周りから叱責を受けても「ちゃんと仕事をした自分は偉い」と褒めます。このとき、もしかしたら「本当にちゃんと仕事をできたんだろうか」と不安な気持ちになる人もいるでしょう。

そんな人は更に掘り下げて、その不安感の原因を突き止めてみてください。その繰り返しにより、ポジティブな状態で自分の苦手なものや改善点が見えるようになるでしょう。

3-2 勉強方法を見直す

残業や勉強会の準備で自分の勉強に取り組む時間が減ってしまった人は、一度勉強方法を見直しましょう。

特に時間をうまく使えていない人の中には学生時代のような勉強方法を継続している人が多いかもしれません。

当たり前ですが、看護師として働き始めると学習を中心とした生活を送ることはできません。それなのに学生時代と同じような勉強方法を取っていては時間が足りなくなるでしょう。

勉強するのにおすすめな時間帯は朝です。特に就業前は比較的疲労感の少ない状態で勉強に臨めるので情報の吸収もしやすいでしょう。

3-3 ミスや不明な点は必ず解決する

その日のミスはその日のうちに解決しましょう。

忙しい看護師だからこそ、先延ばしにしてしまうと他の業務に時間をとられ、わからないまま終わってしまうことがあります。

改善しないまま、理解しないままで過ごすことはストレスの蓄積だけでなく職場関係の悪化にも繋がってしまい、「わからないから仕事ができないまま」という悪循環から抜け出せなくなります。

また、今は時間がないからと後回しにすることは避けましょう。記憶が新しいうちに解決することで身につく知識や経験があります。

経験年数に比例して求められる知識や技能は増えていきますので、「時間ができたら解決する」のではなく「時間が立つ前に解決する」ように心がけましょう。


4. おわりに

自分は人よりも仕事ができないと悩んでいる看護師に当てはまることは次の3つです。

・周囲とのコミュニケーションが苦手

・うまく時間を使えない

・仕事をする理由が明確でない

この悩みに経験年数や年齢は関係ありませんが、実際の医療現場では経験年数相応の経験値が求められます。

いきなり経験値を大幅にアップさせることはできませんが、この記事で上げたように小さなことからコツコツと取り組むことで少しずつ看護師としての自信をつけることが「仕事のできない看護師」からの卒業につながるでしょう。

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